4K長時間録画が高画質になった

4K放送を通常録画したり、キーワードなどを設定しておまかせ録画を行う場合は、放送画質の4K DR録画だけでなく、画質をなるべく劣化させずに長時間録れる「4K長時間モード」が利用できます

4K長時間モードは、倍率固定の圧縮方式が6段階(4K 4.5/5/5.5/6/7/8倍録)から選べるほか、2020年モデルの全自動DIGAでは「おまかせ長時間 4K 8〜12倍録モード」を新設。「4K 8倍」から「4K 12倍」(12倍の方が圧縮率が高い)の間で、自動的に画質を調整しながら録画するモードです。

シーンの絵柄の細かさや動きの大きさなど、エンコードの難しさに従って録画の倍率をレコーダーが自動調整しながら、画質の劣化を抑えて録る機能です。ミュージシャンが歌って踊る音楽ライブやスポーツの試合など、動きの大きなシーン(情報量)が多い4Kコンテンツを、HDDの空き容量を確保しながら録りたい時に役立ちます。

スマートスピーカーの音声操作改善、非HDR TVへの対応も万全

全自動DIGAも、Googleアシスタントを搭載したスマートスピーカーから音声を使って、保存されている録画番組や写真、音楽の再生操作ができます。従来は「早送りからの再生」操作を実行する際に、早送りと再生のコマンドそれぞれを入力するたびに、ウェイクワードの「OK Google」を発話する必要がありました。新機種ではこの点が改善され、「早送りからの再生、10秒バック」といったように連続発話による細かな制御が可能になりました。

2020年モデルの全自動DIGA 3機種はHDR規格に対応していますが、HDMIケーブルでつないだテレビがHDR非対応のものだったり、HDRの方式が放送で一般的なHLGに非対応だった場合に備えて、HDRからSDRへの変換、HLGからHDR10への変換が可能です。最新の4K/HDRテレビ以外の機種でなくても、すでにあるテレビの形式に合わせて最適な映像を出力でき、快適に視聴ができるところもポイントになります。

「どこでもディーガ」アプリ進化、音声操作やLINE対応を強化

DIGAをスマートフォンから操作できる、iOS/Android対応アプリ「どこでもディーガ」は最新のVer.5.0に進化して、様々な機能が追加されます。

  • 全自動DIGA 2020年モデル

    「どこでもディーガ」アプリの4K番組表画面(Androidタブレットの画面例)

アプリから4K放送のチャンネル録画(全録)番組の表示と検索、再生が楽しめます。4K録画番組は持ち出し用ファイルへの変換を伴うものの、スマホに転送すれば外出先でも見られます。画質は720p/360p/180pから選択できます。なお、アプリからレコーダーにアクセスして4K放送のストリーミング視聴には非対応です。

  • 全自動DIGA 2020年モデル

    「どこでもディーガ」アプリから4K/HDR画質のチャンネル録画番組を変換して持ち出し視聴が可能

  • 全自動DIGA 2020年モデル

    番組持ち出しの画質を選んでいるところ

アプリからスマホの音声アシスタント(SiriやGoogleアシスタント)を起動して、声で4K/2K放送の録画番組の検索、再生、予約実行も可能になりました。シーン検索にも対応します。音声操作がスマホから行えるようになったことで、2019年モデルまで付属していたボイス&モーションリモコンは廃止され、通常のリモコンが付属します。

  • 全自動DIGA 2020年モデル

    「どこでもディーガ」アプリからの音声検索やレコーダーの操作に対応

  • 全自動DIGA 2020年モデル

    同梱されるリモコンがボイス&ジェスチャー操作に非対応のシンプルなものになります

LINEアプリとレスポンス良く連携できる点は、DIGAシリーズの大きな魅力。録画済み番組の検索は2019年以降可能になりましたが、Ver.5.0以降にアップデートすると、CLUB Panasonicサービスに登録した会員による録画予約ランキングのプッシュ通知が届けられるようになります。また、放送チャンネルが同じ地域で同じ番組を録画している遠方の家族に、面白い番組の映像をLINEでシェアして視聴を促す機能も付きます。

その他、DIGAのWi-Fi接続を新たに設定するときのセットアップに関わる操作が簡易化。また、自宅にDIGAを買い増ししたときに、パナソニックのクラウドサービス「ディモーラ」を使って既存DIGAから新設DIGAへ番組予約の設定を引き継ぐ新機能も用意され、便利に使えそうです。

  • 全自動DIGA 2020年モデル

    録画予約ランキングのプッシュ通知にも対応します