Razerは1月7日(米国時間)、モジュール構造の超小型ゲーミングPC「Razer Tomahawk Gaming Desktop」を発表した。Intelが発表した「NUC 9 Extreme Compute Element」をベースに同社が開発したシャーシ、Razer Tomahawk N1を採用した初のモデルとなる。

  • Razer Tomahawk Gaming Desktop

Razer Tomahawk N1は、Intelが1月7日(米国時間)に発表したモジュール式のNUCキット「NUC 9 Extreme Compute Element」をベースに開発された、ゲーミングPC用シャーシ。容量10リットルという小型サイズながら、第9世代Intel Core i9-9980HKやNVIDIA GeForce RTX 20シリーズの搭載が可能で、フルタワー型PCと同等クラスの高パフォーマンスを実現する。

シャーシはアルミニウムで両側には強化ガラスを搭載。ハンドルをスライドして内部パーツをまとめて引き出せるツールレス構造で、グラフィックスやドライブなどの部品を簡単なステップで交換できたり、埃取りといったメンテナンスが手軽に行えたりする。

  • インタフェース側にハンドルを搭載。手軽に中身を引き出せる

  • インタフェース類

Razer Tomahawk N1シャーシを採用したゲーミングPCが「Razer Tomahawk Gaming Desktop」だ。Intel Core-i9プロセッサ、64GB DDR4メモリ、NVIDIA GeForce RTX 20シリーズなどを搭載可能。SSDスロットはデュアルM.2 SSDスロットを装備し、各パーツはアップグレード可能。製品の詳細は不明だが、インタフェースはHDMI 2.0a、USB 3.2 Gen2、ギガビット準拠のEthernetポート(2基)、Wi-Fi 6などとなっている。

Razer Tomahawk Gaming Desktopは2020年前半に提供を開始する予定。また、Tomahawk N1ケースも独立した製品として販売を予定している。

  • 内部基板など

  • モジュール構造となっている