Borderlands 3(グラフ9~13)

2K Games
https://borderlands.com/ja-JP/

ここからはGame Benchmark。まずBorderland 3だが、いきなりメモリサイズで大きな差が出た(グラフ9)。品質「中」で2Kが60fps前後、というのはGamingとしてはちょい厳しいところで、GeForce GTX 1650 SuperとRadeon RX 5500 XT 4GBはもう少し描画設定を落とす必要がありそうだ。Radeon RX 5500 XT 4GBがぎりぎりセーフ、というあたりか。最大フレームレート(グラフ10)や最小フレームレート(グラフ11)でも4つの結果が綺麗に分離しており、ある意味性能差が明確である。Photo03で4GBと8GBの性能差が10%~20%ある、とされたが2Kの場合で11%ほどだから、これは無視できない性能差として良いと思う。

フレームレート変動を見てみると、2K(グラフ12)ではRadeon RX 5500 XT 8GBは割と危なげなく60fpsクリアという感じ、4GBはそれでも50fps以上はほぼキープできているが、GeForce GTX 1650 Superは時折40fps台まで落ちているので、ちょっと厳しいところだ。まぁもっともこの3製品、いずれも2.5K(グラフ13)だと50fpsを切る(GeForce GTX 1650 Superなど30fpsを切る)ので、やはり主戦場は2Kまでで、2.5K以上はより上位のカードを選んだ方が賢明だろう。

F1 2019(グラフ14~18)

Codemasters
http://www.codemasters.com/game/f1-2019/

ちょっと入り乱れているのがこちら。まず平均フレームレート(グラフ14)で見ると、2Kに関して言えばなぜかGeForce GTX 1650 Superがすごく健闘している。というか、解像度に応じて落ちてゆく度合いはGeForce GTX 1660に近く、ただたまたま2Kではちょっと差が小さいという感じ。一方Radeon RX 5500 XTは落ち方の傾向がちょっと緩やかで、両者がクロスオーバーするのが丁度2Kといったあたりである。最大(グラフ15)・最小(グラフ16)フレームーレートも概ねそんな感じである。

2Kでのフレームレート変動(グラフ17)を見ると、GeForce GTX 1650 SuperとRadeon RX 5500 XTがかなり近いフレームレートで、ほぼ60fpsをクリアしており、プレイするには十分といったところ。Radeon RX 5500 XT 4GBはちょっと厳しい感じだ。もっともこれ、設定がAntialias:TAA、Unisotropix Filter:16X、Preset:Ultraという、描画オプションフルの状態での結果であり、このあたりを緩めれば2Kはおろか2.5K(グラフ18)でもすべての製品が十分プレイ可能という気はする。

Far Cry New Dawn(グラフ19~21)

UbiSoft
https://ubisoft.co.jp/fcnd/

こちらはまた新しいパターンで、平均フレームレート(グラフ19)ではGeForce GTX 1650 Super以外ほぼ一緒、という結果である。もっと正確に言えば、Radeon RX 5500 XTがGeForce GTX 1650 Superはおろか、GeForce GTX 1660をも上回る結果になっている。さすがに4Kになると4GBは厳しいようでRadeon RX 5500 XT 4GBが大分性能を落としているが。最大フレームレート(グラフ20)はこれを極端にした格好。最小フレームレート(グラフ21)はほぼグラフ19に近い格好で、Radeon RX 5500 XTは環境によってはGeForce GTX 1660並みの性能を発揮できることが確認できた格好だ。

フレームレート絶対値としては、Normal画質でよければ2.5Kですら最低フレームレートで50fps超え、平均フレームレートで60fps超えだから十分プレイを楽しめる範疇だと思われる。