スマートフォンが急速に普及し始めてから十数年、機種変更の経験を持つ人が大半ではないでしょうか。しかし、AndroidからiPhone、あるいはiPhoneからAndroidというプラットフォーム変更を伴う機種変更は、連絡先やカレンダーの形式(アプリ)がまったく異なるため、一筋縄ではいきません。

移行できないデータがあることは覚悟しておきましょう。まず、SMS/MMSおよびキャリアメールのデータはiPhoneからAndoridへ直接移すことはできません(インターネット上に保管しておいたキャリアメールを除く)。サードパーティー製アプリも、インターネット/クラウド上にデータを保管するタイプでないかぎり、そのデータを直接iPhoneからAndroidへ転送することはできません。

ただし、キャリアによってはiPhoneからAndroidへの移行アプリを提供しているので、それを使う手があります。たとえば、NTTドコモが提供する「ドコモデータコピー」は、連絡先、静止画/動画(写真アプリ)、音楽(ミュージックアプリ)、スケジュール(カレンダーアプリ)、+メッセージ(ショートメッセージアプリ)のデータをWi-Fi経由で直接転送できます。

iPhoneからクラウドにデータを転送し、それをAndroidに書き込む形で移行をアシストするキャリアもあります。auの「データお預かり」アプリは、連絡先、静止画/動画、音楽、スケジュール、パスワード(iOS 9.0以降でTouch ID/Face IDに対応するiPhoneが対象)のデータをauのサーバに一時保管し、Androidに転送してくれます。

Googleアカウントにデータを移行するという手もあります。iOSに標準装備のiCloud対応アプリから、連絡先やスケジュールなどのデータをGoogleのアプリに取り込む必要がありますが、そのアカウントでAndroidにサインインすれば、キャリアが提供する移行支援アプリに頼らずにすみます。

  • どうやってiPhoneからAndroidへ引っ越しするの?

    移行支援アプリを使うと、iPhoneからAndroidへの引っ越しがラクになります(画面は「ドコモデータコピー」)