Red Hatは11月6日、インフラストラクチャ自動化プラットフォーム 「Red Hat Ansible Automation Platform」の提供開始を発表した。

同製品は「Red Hat Ansible Tower」「Red Hat Ansible Engine」「Red Hat Network Automation」で構成されているほか、組織全体の効率を高めるように設計された新たなSaaSベースの機能や特徴が統合されている。

新機能の「Ansible Content Collections」はAnsible コンテンツの管理、配布、および利用を効率化する新しいパッ ケージング形式。モジュール、プラグイン、ロール、プレイブックなど、Ansibleのコンテンツを系統的に整理することで、ユーザーやコントリビューターは、Ansibleのリリースサイクルとは無関係にコンテンツを容易に配布、共有、利用することができる。

新機能の「Automation Hub」は、Red Hatとそのパートナーがコンテンツを公開し、利用者が認定済み、サポート付きのAnsible Content Collections を見いだすことができる中央集中型のリポジトリーで、Red Hatがサポートするテスト済みのコンテンツをユーザーに提供する。

リリース時は、Cisco、F5、Google Cloud、Microsoft、NetAppなどのAnsibleパートナーが、Automation Hubを通じて認定済み、サポート付きのコレクションを提供する予定。

あわせて、Automation Analytics が導入されており、最もよく使用されるモジュールやリソース、自動化の健全性、自動化環境の動作状況に関する統計やデータを閲覧することができる。同ツールにより、社内のグループ全体やグループ間で自動化の取り組みを評価できるほか、匿名化した自動化メトリクスをRed Hatと共有することにより、自動化の取り組みを業界の同種グループに照らしてベンチマーク評価することが可能。