NTTドコモは11日、都内で「2019-2020冬春 新サービス・新商品発表会」を開催しました。ドコモスマートフォン5機種、らくらくホン1機種、キッズケータイ1機種、ドコモテレビターミナル1機種の計8機種が発表されています。新サービスとしては、東京海上日動と連携した「AIほけん」や、地図を見なくても音声でナビしてくれる無料の「my daiz」などが発表されています。

  • NTTドコモは11日、2019-2020冬春 新サービス・新商品発表会を開催しました。ゲストに星野源さんらが駆けつけています

ミドルレンジのGalaxy A20がイチオシ

今回の発表会では、はじめに新商品8機種の紹介が行われました。ハイスペックモデルの「Xperia 5」「Galaxy Note10+」「AQUOS zero2」、スタンダードモデルの「Galaxy A20」「AQUOS sense3」と、らくらくホン、キッズケータイといったラインナップ。詳細は別記事に譲りますが、ドコモでは3GBメモリで大画面ながらお手頃価格の「Galaxy A20 SC-02M」(サムスン製、11月1日発売)を推している様子。登壇したNTTドコモの吉澤和弘社長も「ミッドレンジですが、基本機能が充実しています。はじめてスマホをお使いの方はもちろん、すでにお使いの方にも満足していただけるのでは」と太鼓判を押していました。Galaxy A20のドコモオンラインショップにおける端末価格は19,440円(税別、以下同)となっています。

  • NTTドコモ 代表取締役社長の吉澤和弘氏

  • Xperia 5、Galaxy Note10+、AQUOS zero2、Galaxy A20、AQUOS sense3、らくらくホン、キッズケータイ、ドコモテレビターミナルの8機種が紹介されました

業界初、AIが保険をレコメンド

新サービスでは「AIほけん」が登場。東京海上日動と共同開発したもので、「どの保険がよいのかわからない」「自分に合っているのかわからない」という利用者に対して、AIがオススメの保険を提案します。どのような仕組みなのでしょう?

説明によれば、プロフィール、各種サービスの利用状況などを勘案して、日常のケガや持ち物の破損・盗難、がんなどのリスクを補償する8種類の保険・サービスを対象に、ドコモが薦める商品の組み合わせと月額料金を提案するとのことでした。ユーザー自身でスマホ画面のスライダーを動かして、補償の範囲を確認することもできる仕様です。

  • 損害保険では業界初となる、AIを活用した保険サービスが誕生します

登壇した、東京海上日動の広瀬伸一氏は「AIほけんは、損害保険では業界初の試み。お客様のライフスタイルに合わせた保険を、適切なタイミングで提案する仕組みです。安心と安全をきめ細かく届けることで、より住みやすく快適な社会の実現に向けて取り組んでいきます」と話しました。

  • 東京海上日動火災保険 取締役社長の広瀬伸一氏(右)。「AIほけん」は2019年12月より提供開始予定です

  • 展示会場には、AIほけんをデモ体験できる実機が用意されていました

dアカウントの認証強化、d払い ミニアプリも充実

キャッシュレスの取り組みを進めているドコモですが、吉澤社長はこの日、提供する「d払い」アプリが1,000万ダウンロードを突破したと報告しました(10月5日現在)。取扱高は760億円に到達しています。今回、不正ログインを未然に防ぐ取り組みとして、2020年2月に「dアカウント パスワードレス認証」を導入する考えを明らかにしました。スマホ決済を行う際に端末の生体認証を活用することで、セキュリティを強化する方針です。

  • dアカウント パスワードレス認証を2020年2月に導入予定。不正アクセスできる可能性のあるパスワードで認証せず、生体認証を必須にすることで、より安全な取り引きが可能になります

スマホ決済サービス「d払い ミニアプリ」の充実もアナウンスされました。ミニアプリとは、企業が独自に提供しているクーポンや、予約・決済などのシステムを乗せられる共通プラットフォーム。JapanTaxiが11月28日から「タクシーの配車・事前決済」に対応するほか、ドコモ・バイクシェアが12月10日から「バイクシェアの事前決済など」に、吉野家が2019年度内に「持ち帰りの予約・事前決済」に、ローソンが2019年度内に「生鮮食品の予約・事前決済」に対応する見込みです。このほか、ローソン、スギ薬局、かっぱ寿司など9つの加盟店がクーポンを発行していくとしています。

  • スマホ決済サービス「d払い ミニアプリ」が充実します

音声だけで道案内が実現

AIエージェントサービス「my daiz(マイデイズ)」では2020年3月より、移動中に見える建物などの目印に沿ってきめ細かに道案内する、新感覚の音声ナビゲーション機能を提供する予定です。豊富な建物情報を活用して音声で案内するのが最大の特徴。従来のように、利用者が地図を見て確認する必要がなくなります。地図業界の国内最大手ゼンリングループとの連携によりサービスが実現しました。

  • ユーザー1人ひとりの行動や状況をAIが学習し、利用者に最適な情報やサービスを適切なタイミングでスマホに届けていくmy daizに道案内機能が追加されます

  • 利用イメージ。「南東方向に進んでください」ではなく「山王スーパーと山王書店が見える方向に進んでください」「左側に見える山王コンビニを通過してください」などと案内

  • ヘッドセットを使うことで、耳からの情報だけを頼りに目的地にたどり着けます

Galaxy Foldは?台風の影響は? 5G対応モデルは?

このあと吉澤社長は質疑応答、および囲み取材に対応しました。

スマートフォンの価格戦略について聞かれた吉澤社長は「利用料金を下げているものの、端末代金が上がったように見えるため、果たしてトータルで安くなっているのか、というお声がある。とはいえ、端末の購入補助は(法改正で)限定されている。そこで、端末代金を下げたモデルをご用意する、というのも大きな柱にしていく」と回答しました。

  • 囲み取材に応じる吉澤社長

なお、2020年春には5Gサービスの開始が控えています。吉澤社長も「来年春に向けて5G対応モデルに軸足を移していきたい。ラインナップについては、来春のサービス開始前にまた発表します」と説明しました。

  • 4G対応モデルのみの発表会は、今回が最後になる可能性も?

折しもKDDIが、折り畳めるスマートフォン「Galaxy Fold」(サムスン電子)の取り扱いを発表したばかり。これについて聞かれると「我々もFoldに関心は持っています。5Gとも親和性がある。今回のラインナップには含まれていませんが、引き続き、状況を検討していきます」と回答しました。

様々な報道がある中で、2019年夏モデルの「HUAWEI P30 Pro HW-02L」を買っても良いのか迷っている消費者もいるとの質問では、吉澤社長は「米国の規定の中で、P30 Proは『既存端末』に含まれるため、Android、OS、チップなどは期間を延長して供給されることが決まっています。私どもでは、機能のアップグレードはしていけると考えています。その先の状況については、状況を見ながら対応していければ」と答えるにとどまりました。端末の調達については従来どおり、今後も様々なメーカーに門戸を開いていくとしています。

また、先日の台風15号による影響について聞かれると「2,600ある基地局のうち1,200あまりで通信が中断しました。商用電源がダウンしたためです。発電機を数十台、重要な基地局には移動通信車などを20台あまり向かわせて対応、どうにか普及させました」と経緯を説明。

これを教訓にして、今回の台風19号では自治体とも連携を図り、万全な体制を敷いていると説明しています。

星野源さんや新田真剣佑さんらがトークセッション

発表会には、特別ゲストとしてCMに出演している星野源さん、新田真剣佑さん、長谷川博己さん、浜辺美波さんが登壇してトークセッションを行いました。「Galaxy A20は、防水・防塵、電池もちの良さなど基本性能が充実しているのに、安くて使いやすい」ということにちなみ、お互いの「●●なのに●●な一面」を発表しあうことに。長谷川博己はスマートなのにめちゃくちゃマニア、浜辺美波は明るいのに1人でいるのが好き、などの意外な一面を発表し仕合い、メンバーの仲の良さが感じられました。

  • CMに出演の星野源さん、新田真剣佑さん、長谷川博己さん、浜辺美波さんがゲストに