Microsoftは9月13日(米国時間)、「Windows 10, version 1903 and Windows Server, version 1903 - Windows Release Information|Microsoft Docs」において、NEC製デバイスの一部のモデルでWi-Fiが利用できなくなる問題が発生していると伝えた。

この問題はWindows 10 バージョン1903に存在し、このバージョンに更新するとWi-Fi接続が使えなくなるという。Microsoftは該当するデバイスに対してはアップデートが適用されないように変更したと説明している。

  • Windows 10、version 1903 and Windows Server、version 1903 - Windows Release Information|Microsoft Docs

    Windows 10, version 1903 and Windows Server, version 1903 - Windows Release Information|Microsoft Docs

この問題が発生するデバイスはIntel Centrino 6205/6235およびBroadcom 802.11ac Wi-Fiカードを搭載するもの。デバイスマネージャに表示されるWi-Fiドライバに黄色のエクスクラメーションマークが表示されるようになるほか、タスクトレイのネットワークアイコンにはインターネットなしの表示が行われるようになる。また、ネットワークとインターネットの設定にWi-Fiネットワークが表示されなくなる可能性もある。

すでにWindows 10 バージョン1903へアップデートを実施してしまった場合、デバイスマネージャでWi-Fiアダプタを無効にしてから再度有効にすることで、次回の再起動まではWi-Fiを使用できるようになるという回避策も紹介されている。

現在、MicrosoftとNECは問題の調査および解決に取り組んでおり、今後のリリースで修正版を提供するとしている。該当するデバイスを使用している場合はWindows 10 バージョン1903へのアップデートを回避するとともに、すでにアップデートを適用してしまった場合は紹介されている回避策を適用するなどして、修正版が提供されるまで対処を実施することが望まれる。