ソフトバンクの子会社であるHAPSモバイルは9月10日、NASAの飛行機の試験実施許可および安全性の評価を行う委員会であるAFSRBから、アームストロング飛行研究センター(AFRC)におけるテストフライトの実施に関する承認を取得したと発表した。

これを受け、2019年4月に完成した、ソーラーパネルを搭載した成層圏通信プラットフォーム向け無人航空機「HAWK30(ホークサーティー)」による初のテストフライトがAFRCで実施される予定。

  • 「HAWK30」の特徴

HAPSモバイルは、2019年6月からAFRCでHAWK30の研究開発を行ってきた。今後はAFRCでのテストフライトを経て、米国ハワイ州ラナイ島における成層圏空域でのテストフライトを2019年度中に実施することを目指す。

HAPSモバイルは、世界の情報格差をなくすことを目指し、HAPS(High Altitude Platform Station)事業を企画・運営している。HAPSとは、成層圏に飛行させた航空機などの無人機体を通信基地局のように運用し、広域のエリアに通信サービスを提供できるシステムの総称。