Visual Studioエンジニアリングチームは7月24日(米国時間)、「Visual Studio 2019 for Mac version 8.2 is now available (and a Preview for 8.3)|The Visual Studio Blog」において、macOS向けVisual Studioの最新版となる「Visual Studio 2019 for Mac version 8.2」および開発段階にあるバージョンの最新プレビュー版となる「Visual Studio 2019 for Mac version 8.3 Preview 1」の公開を伝えた。

今回のバージョンは特に編集機能の追加や改善に重点が置かれており、編集機能の統合などが行われている。「Visual Studio 2019 for Mac version 8.2」の主な特徴は次のとおり。

  • .NET Core 3.0のサポート追加
  • C# 8.9プレビュー版のサポート追加
  • 8.1で導入された新しいC#エディタへのIntelliSense Type Filteringの導入。この機能を利用することで補完候補を絞り込むことが可能
  • 新しいXAMLエディタの導入(言語サービスの導入、曖昧一致機能、部分一致機能、大文字小文字を区別しない一致機能など)
  • 新しいAXMLエディタの導入(Androidアプリ開発で使われるファイル)
  • C# version 8 プレビュー版のサポートが追加されている - 資料: Microsoft提供

    C# version 8 プレビュー版のサポートが追加されている - 資料: Microsoft

Visual Studioエンジニアリングチームは同日、「Visual Studio 2019 version 16.2 Generally Available and 16.3 Preview 1」において「Visual Studio 2019 version 16.2」と「Visual Studio 2019 version 16.3 Preview 1」の公開についても発表した。

このバージョンには大規模テストセットの処理が容易になるTest Explorerの導入、Microsoft Edge Insiderサポート機能の追加、.NET開発支援機能の改善、Clang/LLVMを使ったMSBuildのサポート、検索機能の改善などの特徴がある。

Windows版、macOS版いずれも既にインストールされている場合にはVisual Studioのアップデート機能を使ってバージョンアップが可能。Visual Studioは人気の高い開発環境で、さまざまなプログラミング言語に対応し、幅広い用途で使用されている。