プレイステーション4用ゲーム『龍が如く最新作(仮称)』の助演女優を決める「助演女優オーディション合格者発表会」が7月10日、東京・秋葉原UDXシアターにて開催された。

  • 『龍が如く最新作(仮称)』助演女優オーディション合格者発表会

『龍が如く最新作(仮称)』は現在開発中のプレイステーション4用ソフト。今回のオーディションは1,000名を超える応募者の中から、ゲーム内主人公・春日一番と行動をともにする女性キャラクター役を決めるというもの。当日の会場には、数々の審査を勝ち抜いた10名の美女が集結。最終的にグランプリに輝いたのは、エントリーナンバー7、女優としても活動する鎌滝えりさん。

  • 左から名越稔洋シリーズ総合監督と鎌滝えりさん

発表会では、『龍が如く』シリーズ総合監督の名越稔洋さんがステージに登壇し、シリーズの思い出を振り返る。最初の作品である『龍が如く』をリリースした当初は、様々なゲームタイトルが存在するなかでなにができるのかを模索していたとのこと。そこで、学生時代に勉強していた映画のように、ゲームでもオーディションを実施し、実在する人物を作品に登場させてもいいのではないかとひらめいたという。そこで、今回のオーディションでも、『龍が如く』の世界で、役者として活躍してくれる人を選出したいと語った。

そして、ファイナリストに残った10名がそれぞれステージで最後の自己PRタイム。それぞれが『龍が如く』への想いを語り、アカペラで歌唱し、空手の板割りや模造刀を片手に殺陣を披露し、英語のスピーチ、ものまね、バレエのY字バランスなど個性をアピールしていった。

その中で見事グランプリに輝いたのは鎌滝えりさん。意気込みを尋ねられると、「これから春日一番と芝居できる日々が始まります。難しいと思いますが、楽しみです」とコメントした。そして「インドアでずっと引きこもりで、同じく引きこもりの姉の隣で『龍が如く』のプレイを観ていました」とシリーズについての想いを語った。

名越総合監督は「お話を聞いてもわかるとおり、自然体の女優さん。彼女の空気感や存在感に惹かれるものがありました。今回は作品自体がゼロスタートなので、完成された魅力というよりも、一緒に作っていける人を」と選出理由についてコメントを残した。

また、今回ファイナリストに残った宮越愛恵さん、里々佳さん、沢すみれさん、柳いろはさんの4名が審査員特別賞を受賞し、今後ゲーム内に出演することが決定した。

  • 左から沢すみれさん、柳いろはさん、鎌滝えりさん、里々佳さん、宮越愛恵さん

最後に、『龍が如く最新作(仮称)』について名越総合監督は、「まだタイトルは確定していないのですが、最新作の詳細は8月29日に公開します」と期待を煽り、今回のイベントは幕を下ろした。