Appleの製品ラインナップから「MacBook」と非Retinaディスプレイで旧デザインの「MacBook Air」が消えた。

MacBookは2015年に初代モデルが登場した。Retinaディスプレイを搭載し、インターフェイスにUSB-Cを採用した最初のノート型Macだった。MacBookを投入してから、Appleはノート型Mac全体でディスプレイのRetina化、USB-Cへのシフト、Touch BarやTouch IDの搭載を進め、旧デザインのMacBook Airが最後に残った非RetinaでUSB TypeAポートを備えたノート型Macになっていた。

Appleは7月9日に13インチMacBook Proのエントリーモデルを刷新し、MacBook Airをアップデートしている。加えて、MacBookと非RetinaのMacBook Airが消えたことで、ノート型Macの製品ラインナップがシンプルで分かりやすくなった。

  • 一般向けのMacBook Air、プロユーザーのニーズに応えるMacBook Pro

    シンプルで分かりやすくなったノート型Macの製品ラインナップ

新ラインアップでは、全てのノート型MacがRetinaディスプレイとTouch IDを搭載し、インターフェイスがThunderbolt 3 (USB-C ) になった。MacBook Proは全てのモデルがTouch Barを搭載する。従来の製品ラインナップでは、同じ価格帯にMacBook AirとMacBookがあり、しかも軽量を思わせる製品名のMacBook Airが最軽量ではないなど(最軽量はMacBook)、製品名から違いをイメージしにくかった。新しい製品ラインナップは、軽量で一般向けの性能・機能を備えたMacBook Air、よりパワフルで"Pro"を冠するMacBook Proというように違いが明確になった。