タイガー魔法瓶は7月2日、熱封土鍋コーティングを施した内鍋を搭載する圧力IH炊飯ジャー<炊きたて>シリーズの新製品として、「JPK-A型」「JPK-B型」を発表した。

価格はオープン、推定市場価格(税別)は、JPK-A型の5.5合炊き「JPK-A100」が43,000円前後(8月10日発売)、一升炊きの「JPK-A180」が46,000円前後(9月1日発売)。JPK-B型は5.5合炊きの「JPK-B100」が33,000円前後(8月1日発売)、一升炊きの「JPK-B180」が36,000円前後(9月1日発売)。カラーはJPK-A型がホワイトで、JPK-B型がブラウンとなる。

  • JPK-A型

  • JPK-B型

JPK-AとJPK-Bの違いは内鍋の構造。上位機種のJPK-A型は合金アルミと純アルミの4層複層素材+ステンレスの5層金属構造に、内鍋内側は土鍋素材の「遠赤土鍋コーティング」を採用している。さらに、内鍋外側には土鍋素材に熱封中空ガラスビーズを練り込み、蓄熱性をアップした「熱封土鍋コーティング」を施した。

一方のJPK-B型は、合金アルミと純アルミ、ステンレスの3層金属構造で、内鍋内側にはA型と同じ「遠赤土鍋コーティング」、鍋外側には「土鍋コーティング」を採用している。

  • JPK-A型の内鍋

  • JPK-B型の内鍋

両製品の鍋内側「遠赤土鍋コーティング」は、炊飯沸騰時に土鍋で炊いたような細やかな泡立ちで沸騰するのが特徴。炊飯時に米を激しく対流させつつも、傷つけにくい炊き方が可能だという。内鍋は両モデルともに3年保証。

JPKシリーズは両モデル共通で、忙しい生活を送る家庭に便利な機能を複数搭載する。ひとつは、忙しい日でも炊きたてのご飯がすぐ食べられる「少量高速」モードでの炊飯機能。5.5合サイズモデルなら、白米一合を約17分で炊飯できる(一升炊きモデルは二合炊飯時約20分)。

もうひとつの時短機能が「冷凍ご飯」メニュー。これは、一度に大量のご飯を炊いて小分け冷凍する家庭向けの機能。一般的に、冷凍したご飯には「パサつき」や、電子レンジで再加熱したときの「ベタつき」を感じることが多い。JPKシリーズの「冷凍ご飯」メニューでは、標準的な白米メニューよりも吸水に時間をかけることで、芯までふっくら炊けているのにベタつきにくく、冷凍保存に向いた炊飯が可能だという。

ほか、JPK-A型はしっかりした食感のごはんが炊ける「すし・カレー」メニュー、冷めてもおいしいもっちりとしたごはんが炊ける「お弁当」メニューを新たに搭載した。

  • 使用イメージ

従来モデルから継続する機能として、食材を入れて時間を設定すれば「ほったらかし」でオカズ調理してくれる「調理」メニューを搭載。調理メニューでは、沸とう温度に近い高温加熱をしたあとに、ゆっくりと加熱温度を下げて煮込むため、味が染み込みやすいのが特徴だ。設定可能な調理時間は5分から180分までの5分単位。

圧力機能搭載モデルながら、使用後のメンテナンスは内なべと着脱式のスチームキャップ、内ぶたの3点のみと簡単。内なべは取っ手付きで持ち運びやすく、本体は一部にシボ加工を施すなど、汚れがはがれやすい構造になっている。

両モデルともに、5.5合炊きは本体サイズが27.0×38.0×20.6cm、重さはA型が5.4kg、B型が5.3lg。一升炊きは本体サイズが28.8×40.7×24.2cm、重さはA型が6.6kg、B型が6.5kg。