ミーレ・ジャパンは6月12日、同社の人気ランドリーシリーズ新製品として、ドラム式洗濯機「W1洗濯機 WCI660 WPS」(以下、W1洗濯機)と、衣類乾燥機「T1衣類乾燥機 TCJ680 WP」(以下、T1衣類乾燥機)を発表した。W1洗濯機は7月1日発売で、価格は380,000円(税別)。T1衣類乾燥機は2020年初頭発売で、価格は380,000円(税別)。

  • ドラム式洗濯機「W1洗濯機 WCI660 WPS」。乾燥機能は備えない

液体洗剤を自動投入するドラム式洗濯機

W1洗濯機は、洗濯・脱水容量が9kgのドラム式洗濯機だ。最大の特徴は、洗剤の自動投入機能「TwinDos(ツインドス)」。W1洗濯機には、衣類の素材や色、汚れに応じた20種類の洗濯メニューが用意されており、メニューごとに洗濯時間や水温、水量、脱水回転数などが異なる。TwinDosは、専用の液体カートリッジ洗剤「ウルトラフェーズ1」と「ウルトラフェーズ2」を、洗濯メニューにあわせて自動で投入する。市販の液体洗剤を使う場合は、別売の洗剤詰め替え用コンテナが必要だ。

  • 日本国内で初めて「WiFiConn@ct」に対応する「W1洗濯機」。アプリを使って、遠隔操作などが行える

  • TwinDos機能で、専用の液体カートリッジ洗剤「ウルトラフェーズ1」と「ウルトラフェーズ2」を丸ごと1本ずつセット可能だ

ウールやアウトドアウェアといった、普通の洗剤では洗濯しにくい特殊素材も洗えるように、カプセルタイプの専用洗剤「Miele Caps」(別売)も用意。W1洗濯機はカプセル洗剤専用コンテナも備えており、カプセル洗剤も洗濯メニューに応じて最適なタイミングで自動投入される。

洗濯の最終段階でシワを伸ばす「Pre-ironing(プレアイロニング)」機能も備え、アイロンの手間を半分に減らせるという。ドラム内部表面は、蜂の巣のような形状をした「Honeycomb drum(ハニカムドラム)」を採用。衣類が薄い水の膜をすべるように動き、摩擦による布痛みを抑える。このほか、使用する水量や電気量の予測や確認ができる「EcoFeedback(エコフィードバック)」など、さまざまな便利機能を用意した。

日本国内で初めて「WiFiConn@ct」に対応。スマートフォンなどに「Miele@mobile」アプリをインストールすることで、外出先からW1洗濯機を操作したり、プログラムに関するアシスト機能を利用したりできる。なお、発売日の時点だとWiFiConn@ctは利用できず、後日アップデートにより対応する予定だ。

本体サイズはW596×D636×H846~854mm、重さは約100kg。水温は常温から90度までコントロール可能。洗濯・脱水容量は9kgで、一回の洗濯時間はコットン40度プログラム使用時で約159分。洗濯プログラムは、コットン/ミニマムアイロン/デリケート/ウール/シルク/シャツ/エクスプレス20/濃い色の衣類・デニム/アウトドア/撥水加工/スポーツウェア/自動プラス/枕/カーテン/ダウン類/新しい衣類/羽毛布団/すすぎのみ・糊付け/排水・脱水/庫内洗浄の20種類。

ミーレ初のヒートポンプを採用した乾燥機

T1衣類乾燥機は、ミーレが日本で発売する衣類乾燥機として初のヒートポンプ方式を採用。従来までのコンデンサー方式と比較すると、消費電力は半分以下の1.63kWまで節電できるようになった。

  • ヒートポンプ方式を採用した衣類乾燥機「T1衣類乾燥機」

ミーレの衣類乾燥機専用の別売消耗品「フレグランスフラコン」を使い、乾燥した衣類に香りを付ける機能「FragranceDos2(フレグランスドス2)」を搭載。フレグランスフラコンは2種類セットでき、その日の気分や衣類にあわせて付ける香りを切り替えられる。

ドラム内で乾燥させた衣類にスチームを吹き、洗濯物のシワを伸ばす「SteamFinish(スチームフィニッシュ)」機能も用意。シワが伸びて、アイロンをかけやすい状態になるという。

電力使用量の予測と確認ができる「EcoFeedback(エコフィードバック)」にも対応。W1洗濯機と同じく「WiFiConn@ct」をサポートし、T1衣類乾燥機の稼働状況を確認したり、メニューを選ぶときにアシスタント機能を利用したりできる。本体サイズはW596×D636×H846~854mm。