日本ヒューレット・パッカード(HPE)は6月12日、社員のWellness(健康)維持・増進を支援し、働きやすい環境を整えるための新しい人事制度「Wellness Friday」を同14日より導入すると発表した。同制度では、毎月第2金曜日をWellness Fridayと定め、社員は14:30以降を健康増進のために利用することが可能になる。

HPEは、社員が健康であることこそが、イノベーションの促進、生産性向上、サービス品質の向上につながり、テクノロジー企業としての発展にもつながるという信念のもと、柔軟な人事制度を採用しており、フレックスタイム、オフィス内のフリーアドレス化、フレックスワークプレイス制度を導入するなど、働き方改革以前から、働く時間や場所を柔軟に選択できる制度を整えている。

同社では、4月にWork That Fits Your Life(人生の各段階にあった働き方支援)プログラムを発表しており、「育児短縮勤務」「育児休業制度」「リタイア前短縮勤務」「Career Reboot(復職制度)」などの導入を進めており、今回Wellness Fridayを追加した。

同プログラムは、第2金曜日の14:30以降を健康増進のために使うことができ、定時17:30まで就業扱いで3時間早めに退社することが可能となっている。

健康増進について同社では3つの要素「Physical:身体の健康」「Financial:金銭的に健全であること」「Stress Management:メンタル、精神的な健康」が満たされることを重視し、これらのプログラムを実施しており、経済産業省が日本健康会議と共同で認定する「『健康経営優良法人2019』 ホワイト500」に認定され、継続して健康経営の強化を進めている。