TIOBE Softwareから、2019年6月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2019年6月におけるインデックスは次のとおり。

順位 プログラミング言語 インデックス値 推移
1 Java 15.004%
2 C 13.300%
3 Python 8.530%
4 C++ 7.384%
5 Visual Basic .NET 4.624%
6 C# 4.483%
7 JavaScript 2.716%
8 PHP 2.567%
9 SQL 2.224%
10 Assembly language 1.479%
11 Swift 1.419%
12 Objective-C 1.391%
13 Ruby 1.388%
14 Groovy 1.300%
15 Go 1.257%
16 Perl 1.173%
17 Delphi/Object Pascal 1.129%
18 MATLAB 1.077%
19 Visual Basic 1.069%
20 PL/SQL 0.929%
  • 6月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

    6月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

  • 6月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

    6月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

2019年6月はPythonが8.530%と、観測が始まってから最も高い水準に到達した。TIOBE Softwareはこのままの傾向が続いた場合、今度3年から4年でPythonがJavaとC言語を抜いて最も人気があるプログラミング言語になると予測している。

TIOBE Softwareはこうした動向の理由として、Javaはクラス、静的メソッド、パッケージなどプログラミングの初心者が学ぶには冗長すぎる傾向があること、C言語ではメモリ管理に直面することなどを挙げている。こうした言語と比べると、Pythonはシンプルでワンライナーで済むこともあり、その簡単さが普及につながっているという。