GitHubは5月23日(米国時間)、「Announcing GitHub Sponsors: a new way to contribute to open source - The GitHub Blog」において、新たな機能「GitHub Sponsors」を発表した。これは開発者などに手軽に寄付を実施するための機能で、初年度は開発者1人当たり5000米ドルまでマッチングを実施する。
発表時点では、同機能の正式提供は開始されていない。機能を試したい場合は申請を行いGitHubからの連絡を待つようにと説明がある。GitHubはこのサービスを提供するにあたってプラットフォームフィーや手続き料を取らず、寄付金はすべて対象者に支払われるという。
支払いはGitHubが事業を展開しているすべての国や地域で可能になるとされている。また、対象者はプログラマーに限定されることなく、ドキュメント作業に従事しているユーザーなど、GitHubのユーザであれば寄付の対象になる。
組織力が高く運営がしっかりしているオープンソースプロジェクトの中には、個別に寄付を受け付け、開発者に援助金を支払う取り組みを行っているものもある。しかし、そうした活動を実施できるオープンソースプロジェクトは限られている。
GitHubが寄付に関する取り組みを開始した場合、かなり多くの数の開発者が資金援助を受ける機会を得ることになる。オープンソース活動にどのような影響を与えることになるか興味深く、今後の動向が注目される。