まずはノートPCにとって最も重要なパーツであるキーボード。「LAVIE Hybrid ZERO」のキーピッチは18mmですが、「LAVIE Pro Mobile」は18.5mmに拡大。キートップは10%広くなり、全体のキーボードサイズも約5%大きくなっています。これは同社のA4ノートPCと同等のスペックとのことです。

  • LAVIE Pro Mobile

    キーピッチは18.5mmを確保。文字キーはすべて等幅に揃えられており、自然にタッチタイピングできます

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    キー表面には高耐摩耗性とさらさらとした触感を実現するために「プレミアムUVコーティング」が施されています。またキー押下時のピークフォースとボトムフォースの落差を大きくすることで、クリック感と打鍵感を向上させています

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    指紋認証センサーは電源ボタン一体型。電源ボタンを押す操作の流れで、OSのロックも解除可能です

ディスプレイを開くとキーボード面に傾斜が付く「リフトアップヒンジ」も操作性の向上に寄与していますね。デスクトップPCなどで傾斜があるフルサイズキーボードを使っている方ほど恩恵を受けるはずです。

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    ディスプレイを開くと、キーボードに実測約2度の傾斜が生じます

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    ちなみにディスプレイは最大180度まで開きます。ほかの人と対面で画面を見ながら操作するのに適したスタイルです

堅牢性、長時間駆動、軽量性を絶妙なバランスで実現

今回「LAVIE Pro Mobile」を試用してみて感じたのはとにかく丁寧に作られているなということ。筐体の剛性は高く、キーボード面にたわみはほとんど感じず、打鍵感も良好。机の上、膝の上で使っている限り約837gの軽量ボディーとは信じられないほど、しっかりとした作りです。個人的にはいま2in1 PCを使っていますが、結局タブレット端末も持ち歩いているので、つぎに購入するのは「LAVIE Pro Mobile」などの超軽量級クラムシェル型ノートPCもよいなあと本気で思いました。

「LAVIE Pro Mobile」は「世界最軽量」などの派手な特徴は備えていません。しかし、新素材カーボンを採用することで堅牢性、長時間駆動、軽量性を絶妙なバランスで実現しています。一点突破主義の個性的なモデルではなく、真に使い勝手のいいモバイルノートPCを求めている方にとって、本製品は魅力的な選択肢といえます。

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    ナローベゼルとは言え13.3型のボディーはそれなりに大きいので、約837gは拍子抜けするほど軽く感じます。ヒンジのあたりを持てば、扇子代わりに使えますよ!

■LAVIE Pro Mobile試用機の主な仕様 [製品名] LAVIE Pro Mobile PM750/NAシリーズ [CPU] Intel Core i7-8565U(1.80GHz) [メモリ] 8GB LPDDR3-2133 SDRAM [ストレージ] 512GB(M.2 PCIe NVMe接続) [グラフィックス] Intel UHD Graphics 620 [光学ドライブ] ― [ディスプレイ] 13.3型フルHD(1,920×1,080ドット、IPS液晶、ノングレア、タッチ非対応) [OS] Windows 10 Home 64bit版 [通信機能] IEEE802.11 ac/a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth Ver.5 [インタフェース] USB Type-C 3.1(右側面×1)、USB Type-A 3.1(右側面×1)、USB Type-C 3.0(左側面×1)、HDMI(右側面×1)、microSDメモリカードスロット(左側面×1)、ヘッドセットジャック(左側面×1) [セキュリティー] Windows Hello対応指紋認証センサー(電源ボタン一体型) [バッテリ駆動時間(JEITA 2.0)] 約20時間 [本体サイズ/重量] W307.8×D215.7×H15.5mm / 約837g [実勢価格(税別、2019年5月16日発売)] 209,800円前後