現在、ノートPCにはコンバーチブルタイプやデタッチャブルタイプなどさまざまなスタイルのモデルが存在します。NECPC自身も軽量2in1 PCとして「LAVIE Hybrid ZERO」をリリースしていますね。そんななか、ある意味で王道に立ち返ったといえる新型モバイルノートPCが、今回ご紹介する「LAVIE Pro Mobile」です。

  • LAVIE Pro Mobile

    NEC「LAVIE Pro Mobile」(税別189,800円~、2019年5月16日発売)

本製品は13.3型ディスプレイを搭載する昔ながらのクラムシェルスタイルを踏襲したモバイルノートPCです。ディスプレイの回転機構や脱着機能などは装備していませんが、モバイルノートPCにおいて重要な堅牢性、長時間駆動、軽量性を追求したモデルに仕上げられています。

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    海の宝石箱や~! ……ではなく、広げて持つとこんな感じです。カラーはクラシックボルドー

相反するモビリティ性能を「新素材カーボン」で実現

「LAVIE Hybrid ZERO」は天板にマグネシウムリチウム合金が採用されていましたが、「LAVIE Pro Mobile」には最高級品の炭素素材をベースにした「新素材カーボン」が使われています。「LAVIE Hybrid ZERO」のマグネシウムリチウム合金製天板は厚さ1.7mmで、「LAVIE Pro Mobile」の新カーボン製天板の厚さは0.6mm薄い0.7mmですが、約2倍の凹み耐性を備えているとのこと。

天板に新素材カーボン、キーボード面にマグネシウムアルミニウム合金、底面にマグネシウムリチウム合金とそれぞれに適した素材を採用することで、約20時間の長時間駆動を可能にする49Wh大容量バッテリを内蔵しながら、約837gの軽量ボディーを実現しています。つまり軽量性と高剛性を兼ね備えた新素材カーボンが、堅牢性、長時間駆動、軽量性を同時に成り立たせたわけです。

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    天板の主要部分は新素材カーボンですが、ディスプレイ上部のアンテナ部分のみ樹脂製パーツが使われています。しかし一体成形されているのでアンテナラインは存在しません。なお本体カラーは今回のクラシックボルドーに加えて、メテオグレー、フレアゴールドの3色展開です

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    本体天面にはNECが協業開発した「新素材カーボン」を採用。面耐圧は150kgfで、点耐圧は「LAVIE Hybrid ZERO」の約2倍。76cmからの落下試験もクリアしています

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    本体底面にはマグネシウムリチウム合金を採用。底面はネジ色も本体色と統一されていました

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    上が右側面、下が左側面。インタフェースは右側面にUSB Type-C 3.1、USB Type-A 3.1、HDMI、左側面にUSB Type-C 3.0、microSDメモリカードスロット、ヘッドセットジャックが配置されています。左側面のUSB Type-C 3.0のみ、最大65WのUSB Power Deliveryによる充電に対応しています。ただし同梱されている充電器は45W仕様で、65Wの充電器はオプションとして用意されています

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    上が前面、下が背面

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    ディスプレイ面

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    キーボード面にはマグネシウムアルミニウム合金を採用

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    正面からヒンジや排気口が見えない「ノイズレスデザイン」を採っています(写真はキーボード奥のヒンジを上から見たところ)

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    本体の実測重量は、837gを大きく下回る797g。今回借用したのが試作機のため、実際の製品と実測重量が異なっているのだと思われます

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    ACアダプターと電源ケーブルの合計重量は実測225.4g

第8世代Intel Coreプロセッサを搭載

「LAVIE Pro Mobile」は、量販店向けとして「Core i5-8265U」を搭載する「PM550/NA」(税別189,800円)、「Core i7-8565U」を搭載する「PM750/NA」(税別209,800円)の2モデルが用意されています。それでは、本体の性能面(スペック)を見ていきましょう!