総務省の「通信利用動向調査(2017年)」によれば、日本のスマートフォン普及率は60.9%。日本ではiPhoneがスマートフォンで半分以上のシェアを持つといわれていますから、友人・知人のおよそ3人に1人はiPhoneを利用していると考えられます。待ち合わせのツールにiPhoneを活用できる可能性は、かなり高いといえるでしょう。

いまどきの"待ち合わせ"は事前に日時などおよその条件を決めておき、電話やSNSで連絡を取りつつ顔を合わせるという柔軟なスタイルですが、そのとき困るのが場所/住所の伝達です。しかし、iPhone同士であれば、「位置情報を共有」することで、相手が求めるタイミングで自分の現在地を伝えることができます。

位置情報の共有は、「メッセージ」や「連絡先」アプリで行います。前者の場合、画面の上部に表示されているトーク相手のアイコンをタップ、現れた画面で「情報」をタップします。後者の場合、共有したい相手の画面を開けば、「(自分の)位置情報を共有」を選択できます。

位置情報を共有すると、共有を許した相手が自分の現在位置を「友達を探す」アプリを使い調べることができます。現在位置というとてもプライベートな情報を与えることになるため、3つある選択肢のうち明け方まで/無期限は人を選びますが、有効期限を1時間にすればさほど危険はありません。

相手に自分の正確な現在位置が伝われば、「マップ」アプリで住所を調べてもらうことも、自分のところまで道案内してもらうこともできます。互いに移動しつつ成り行きで待ち合わせ場所を決めたい場合に、役立つことでしょう。

  • iPhoneは待ち合わせに便利、ってどういうこと?

    位置情報を「1時間」共有すると、場所が決まっていない待ち合わせに便利です