日立システムズは4月10日、Windows 7の製品サポート終了に伴うWindows 10へのPC環境の移行や刷新を行う企業を支援するため、移行計画の策定、初期導入作業、セキュリティ対策などの運用を支援するサービスを体系化したことを発表した。

また、Windows 10のセキュリティ機能と日立システムズのセキュリティオペレーションセンター(SOC)を活用した「Windows 10向けセキュリティ運用サービス」を、同日より販売開始した。

  • 今回、体系化されたWindows 10関連の各種サービス

    今回、体系化されたWindows 10関連の各種サービス

提供を開始する「Windows 10向けセキュリティ運用サービス」は、PCの異常行動を検知する「Windows Defender ATP」のアラート(警報)を日立システムズのSOCから監視し、万一異常を検知した場合には、不審プロセスの停止やネットワークの隔離などを行うサービス。

Windows 10のセキュリティ機能を最大限活用し、同社がこれまで提供してきたセキュリティ運用・監視サービスと組み合わせることで、顧客に負担をかけずにセキュリティリスクの軽減を支援するとしている。

また、日立システムズはWindows 7と同時期にサポートが終了するWindows Server 2008の移行も支援している。例えば、日本マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」への移行を支援するサービスや、期限までの移行が困難なシステムを保護するための仮想セキュリティパッチを提供するサービスなどをラインアップしており、クライアント環境とサーバー環境の移行をワンストップで支援することも可能だという。