スイスのVeeam Softwareは4月2日(現地時間)、Microsoft Office 365向けのバックアップソリューション「Veeam Backup for Microsoft Office 365 Version 3」を発表した。最新バージョンでは、バックアップ時間の短縮、セキュリティの改善、可視化・分析機能を強化した。

今回のバージョンアップにより、Office 365に加え、Office 365 Exchange Online、SharePoint Online、OneDrive for Business、Microsoft Teamsのバックアップ、個々のアイテムの短時間復旧、Office 365やハイブリッド環境にあるバックアップデータからのeDiscovery(電子証拠開示制度)対応を可能としている。

また、豊富なレシーバーオプションを使用した個々のアイテムの迅速な復元に加え、売上管理やユーザー追加の自動化を可能とし、業務を効率化できるという。

具体的には、SharePoint OnlineとOneDrive for Businessのバックアップ時間を最大30倍高速化できるほか、多要素認証をサポートし、Office 365バックアップデータのセキュリティを向上させている。さらに、Office 365データ保護レポートによる可視化・分析機能を強化し、保護されいないメールボックスの検出、ライセンス管理、ストレージ使用状況の管理を可能としている。