同梱物は本体、説明書、USB充電器、USB-Cケーブルのみ。特にアクセサリー的なアイテムは入っていません。

しかし今回の試作機を貸し出してくれた天空は、GPD Pocket2に専用ポーチ、液晶保護フィルム、ステレオイヤフォン、SDメモリーカードリーダー、GPDロゴ入り液晶クリーナー、日本語キーボードシールなどをセットにして販売しています。GPD MicroPCにも、なにかしら購入特典が追加される予感がギュンギュンします。

  • Windows 10のプロダクトキーはマニュアルに記載されています

  • USB-Cケーブルの長さは実測約120cm

  • USB充電器の仕様は、入力100-240V~0.7A、出力5V/3A、9V/2.67A、12V/2A、容量は24Wです

  • 上が説明書の表面、下が裏面。この説明書には重量が「約395g」と書かれていますが、製品公式サイトには現在「440g」と記載されており、実測重量は「436.5g」だったので、最終版ではないのかもしれません。または説明書を作成したあと、バッテリを増量するなど重量に影響する仕様が変更されたのかもしれませんね

キーピッチは実測約11mm、タッチタイピングは至難の業

キーピッチは実測約11mm。キーとキーが密接しているので、よほど正確な位置把握能力を持ち合わせた方でないと、タッチタイピングはキビシーです。基本的にはキートップの印字を見ながらタイピングするキーボードでしょう。

GPD MicroPCは、まずサイズありきで開発されたUMPCであり、基本の入力スタイルは親指入力なのだと思います。つまりキーボードは緊急避難的に使うという位置づけなのでしょう。フルスピードで長文入力したいときは、折り畳み式の携帯キーボードなどを活用すると割り切ってもよいのでは?

  • キーピッチが実測約11mmで、かつキーとキーの間にすき間がないので、タッチタイピングは至難の業。少なくともワタシの太い指にはインポッシブルです

  • 親指入力に切り替えれば、GPD MicroPCのキーボードの評価はガラリと変わります。キートップが立体的な形状となっているので、ふたつのキーを同時に押しにくくなっています。電車車内で立ったままメールを返信するときなどに重宝しそうです

  • キーボードはバックライト内蔵。暗所でもタイピング可能です

ディスプレイのsRGBカバー率は驚きの98.1%

ディスプレイの色域はいい意味で予想を裏切られました。カラーキャリブレーション機器「i1Display Pro」で計測したところ、sRGBカバー率は98.1%と高い数値を記録しました。ワタシはここ数年多くのノートPCで色域を計測してきましたが、広色域をアピールしていないデバイスでsRGBカバー率が98%を超えているのは珍しいです。カラーキャリブレーション機器で色域をしっかり調整すれば、写真や動画の色チェックにも活用できますね。

  • グレア(光沢)ディスプレイを採用するGPD MicroPCの発色は鮮やかです

  • 「i1Display Pro」で計測したsRGBカバー率は98.1%、sRGB比は100.0%。sRGBカバー率が98%を超えていれば、ノートPCのディスプレイとしては優秀な部類に入ります