Windows 10はTimelineと呼ばれる機能を備えている。この機能はMicrosoft Edgeからも利用できるが、それ以外の主要ブラウザからは利用できなかった。Microsoftは今回、Google Chromeに対してもその機能を提供することを決定した。

Timelineとは、過去30日まで遡ってファイル・フォルダー・アプリ、アクセスしたWebサイトを表示できる機能で、表示されたものから作業を再開することも可能。

Web Activities - Chrome Web Store」において提供されているChromeの拡張機能をインストールすることで、ChromeからもTimelineの機能が利用できるようになるとされている。

  • Web Activities - Chrome Web Store

    Web Activities - Chrome Web Store

Microsoftは2018年、Microsoft Edgeをこれまでの独自開発路線からGoogle Chromeの技術を基盤としたものに作り変えていくことを発表した。Net Applicationsの調査によると、2019年1月の段階でデスクトップ向けWebブラウザとしてChromeのシェアは67%を超えている。同月におけるMicrosoft Edgeのシェアは5%を下回っており、MicrosoftはGoogle Chromeの技術をベースに作り変えていくことで、こうした状況を変えていきたい狙いがあると見られる。

MicrosoftのTimelineエンジニアリングチームは2019年2月13日(米国時間)、「Inspired by Insiders — Timeline|Windows Insider|Microsoft」において、今回Timeline機能をGoogle Chromeから利用できるようにした経緯やその機能を紹介している。ChromeからTimelineの機能を利用できるようにすることは、ユーザーから要望が多かったものだという。