トッパン・フォームズとトライアングルは1日、日米の艦船を見られるクルーズ「YOKOSUKA軍港めぐり」(トライアングル運営)において、日本語での船内アナウンスをアプリで多言語化、文字情報化する取り組みを期間限定(2月4日から2月28日)で行うことを発表した。

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    「OMOTENASHI GUID」公式Web

汐入ターミナルから吾妻倉庫地区をぐるりと船で巡る「YOKOSUKA軍港めぐり」は、米国海軍横須賀基地、海上自衛隊司令部の艦船を海上から眺められ、海上自衛隊の潜水艦や護衛艦、米海軍のイージス艦や空母、南極観測艦など、充分にその迫力が目視でも伝わる距離で見られる観光クルーズ。体験実証となる今回の取り組みでは、ヤマハの音声ユニバーサルデザイン化システム「OMOTENASHI GUID」を用いる。システムは、インターネットへの接続なしに聞きづらい駅構内で流れる発着音声アナウンスや観光地のガイダンスなどを文字情報化するもので、駅や空港、バスや観光地など対応対象スポットを増やしている。情報価値の高いアナウンスを文字化することで、外国人観光客や高齢者、聴覚障がいの方に有益な情報を提供できる。

トッパン・フォームズは、印刷物やWeb、スマートフォンなどプロダクツを通じてユニバーサルデザイン(UD)やUI(ユーザーインタフェース)、UX(ユーザーエクスペリエンス)への取り組みを行っている。今回、あらたに音声のユニバーサルデザインに取り組む「SoundUD推進コンソーシアム」への参加を発表。「おもてなしガイド」を中心としたサービス提供を通じて、インバウンドやバリアフリー、災害時の緊急情報伝達など情報インフラの整備に努める構えだ。