充実の基本性能

今回の試用機は、CPUに第8世代Intel Core i7-8550U(1.80GHz)、メモリにLPDDR3-2133を16GB、ストレージにNVMe PCIe SSD 512GB、GPUにNVIDIA GeForce MX150を搭載するなど、基本スペックは十分。

約57.4Whの大容量バッテリーを積んでおり、Core i7モデルで約15.8時間(公称値)という長時間駆動もありがたいところ。使い方によって変動は大きくなりますが、試した限り10時間くらいは余裕で持ちそうです。

  • HUAWEI MateBook X Pro
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    左側面には充電にも使うUSB Type-Cコネクタ×1と、Thunderbolt 3を兼ねるUSB Type-Cコネクタ×1、オーディオコネクタ×1を搭載しています

充電はUSB Type-Cコネクタです。USB PD(Power Delivery)に対応しており、付属のACアダプタから65Wで充電します。ちなみにこのACアダプタ、USB PD対応デイバイスへの出力は20V/3.25A、15V/3A、12V/2A、9V/2A、5V/2A、USB PD非対応デバイスへの出力は5V/2Aです。

最近のモバイルノートPCでは、USB Type-Cコネクタしか搭載していない製品も増えてきていますが、MateBook X ProはUSB Type-Aコネクタもしっかり装備。USBメモリやポータブルHDDといった周辺機器を、そのまま接続できるのは助かります。

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    右側面にはUSB 3.0 Type-Aコネクタ

人とPCをつなぐ重要なインタフェース、キーボードとタッチパッドも優秀です。ここは好みが大きい部分なので一概にはいえませんが、タッチパッドはサイズが大きく反応も良好。個人的には、左右クリックの物理ボタンがないパッド一体型なのが残念でしたが、大きな違和感はありませんでした。

キーボードは1つ1つのキーが大きく、しっかりしたストロークもあり、打ちやすくて好印象です。打鍵音が小さいのもうれしいところ。耳障りな打鍵音は周りの迷惑にもなるので、外で使うことが多いモバイルノートPCとしては、地味ながら大切な要素です。画面でタッチ操作もできるので、自由度と快適度は高いレベルといってよいでしょう。

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    キーピッチが広く、ストロークもまずまず深いキーボード。今回の試用機は英語配列ですが、日本国内のモデルは日本語キーボードです

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    前面

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    背面