カシオ計算機は1月17日、ラベルライターの新ブランド「Lateco(ラテコ)」と、新モデル「EC-K10」を発表した。2月8日に発売し、価格はオープン、推定市場価格は12,000円前後(税別)の見込み。

新ブランドのLatecoは、「Label Toward ECO(ecology, economy)」を由来とする。ユーザービリティの向上や、環境面への配慮、低コスト化を図った。

  • Lateco(EC-K10)

    EC-K10

具体的には、「テープ先頭の余白部分が無駄」「テープ使用後のカートリッジのゴミが気になる」「テープをはがした跡が残ってしまう」「台紙がはがしにくい」といった、従来のラベルライターに対するユーザーの不満点を改善する構造を取り入れている。

例えば「テープの余白」は、従来モデルの約5分の1となる最小3mmまで低減。ムダを減らすとともに、コストカットにもつながっている。また、印刷用のテープは詰め替え式とし、カートリッジ方式と比較してゴミの量も削減した。EC-K10のカートリッジは繰り返し使える。

  • Lateco(EC-K10)

    テープ先頭の余白を大きく減らしている

専用テープは、新開発した「ラミネートサーマルテープ」。擦れや汚れなどに対する耐久性が高く、カラー白・半透明・黄色・赤・青・緑・黄緑・オレンジ・ピンク・水色の10色を用意。さらに、それぞれ6mm・9mm・12mm・18mm幅をそろえた。

  • Lateco(EC-K10)

    詰め替え式のテープ

印刷後は、テープを台紙からはがしやすいハーフカットが可能。テープをはがしたあとにノリが残りにくいようにもなっている。EC-K10本体にはテープのオートカッターを搭載しており、ラベル作成用の定型句や多彩なフォーマットも用意している。

EC-K10のおもな仕様は、液晶表示が128×64ドット(入力部分は8桁×4行)、入力がローマ字方式、内蔵書体が漢字3種類・かな8種類・英数12種類、最大印字幅が16mm、印刷密度が200dpi、本体サイズがW200×D219×H70mm、重さが約930g。