日立製作所とそのグループ会社である日立ソリューションズと日立超LSIシステムズは1月8日、2019年4月1日付で、日立が100%保有している日立超LSIの株式を、日立ソリューションズが100%取得し、グループ会社化することで合意したと発表した。

再編に伴い、日立超LSIは、「株式会社日立ソリューションズ・テクノロジー」に商号変更する予定。

今回の再編により、日立ソリューションズと日立超LSIは日立ソリューションズグループとして、エッジ領域からクラウド領域にわたるソリューションを顧客にワンストップで提供する事業体制を確立していく。

具体的には、それぞれの強みであるエッジ領域とクラウド領域の技術、リソース、製品・ソリューションを融合することで、IoTを活用した新たな価値を創出するとともに、デジタルソリューションおよび組込みソフトウェアの開発の効率化と生産性の向上を図り、従来の顧客のニーズにも幅広く対応していく。

また、今後市場の拡大が見込まれているコネクテッドカーおよびスマートファクトリー分野にも重点的に対応していく。IoTデバイスによって収集する画像やデジタルデータを活用し、製造現場の生産性や品質を向上させるソリューションにとどまらず、経営データや外部システムなどとも連携した新たなソリューションやサービスをクラウド環境で提供していく。