ファーウェイは1月7日、中国・深センで開催したイベントにて、ARMベースのサーバ向けCPU「Kunpeng 920」を発表した。あわせて、Kunpeng 920を搭載するサーバ製品「TaiShan」シリーズ(3モデル)も発表している。

  • ファーウェイ 取締役兼最高戦略マーケティング責任者 徐文偉(ウィリアム・シュー)氏

    ファーウェイ 取締役兼最高戦略マーケティング責任者 徐文偉(ウィリアム・シュー)氏

Kunpeng 920は、ARMv8アーキテクチャライセンスに基づいて、7nmプロセスで設計。分岐予測アルゴリズムの最適化、OPユニット数の増加、メモリサブシステムアーキテクチャの改善などを行い、プロセッサー性能が大幅に向上したという。

コア数は64コアで、2.6GHzのクロック周波数で動作。8チャンネルのDDR4を統合し、メモリ帯域幅は現在市販されている製品を46%上回る。SPECintベンチマークでは、通常のクロック周波数において930を超えるスコアを記録し、業界のベンチマークスコアを25%上回ったとしている。また、2基の100G RoCEポート、PCIe Gen4、CCIXインタフェースなどもサポートする。