NVIDIAは1月6日(米国時間)、CES 2019に先駆けて開催したプレスカンファレンスで「G-SYNC Compatibleプログラム」を発表した。Adaptive-Sync対応ディスプレイの一部でG-SYNCが利用できるようになる。

  • G-SYNC Compatibleプログラムで、12のAdaptive-Sync対応ディスプレイがG-SYNC互換ディスプレイに認定

G-SYNCとAdaptive-Syncはいずれもディスプレイ同期技術で、GPUの描画処理が終わったタイミングで、ディスプレイの画面を書き換えることで、画面のカクつきや、表示のずれ(ティアリング)を軽減するというものだ。

機能としては似ているが、G-SYNCは専用のモジュール、Adaptive-SyncはDisplayPort 1.2aのAdaptive-Syncプロトコルによる実装で、これまで両者に互換性はなかった。

NVIDIAは、「G-SYNC Compatibleプログラム」で400ものAdaptive-Sync対応ディスプレイを独自に検証し、そのうち12製品を「G-SYNC互換ディスプレイ」として認定した。米国時間1月15日配信予定のドライバで、G-SYNCが利用できるようになるという。

  • Acer XFA240
  • Acer XG270HU
  • Acer XV273
  • Acer XZ321Q
  • Agon AG241QG4
  • AOC G2590FX
  • ASUS MG278Q
  • ASUS XG248
  • ASUS VG258Q
  • ASUS XG258
  • ASUS VG278Q
  • BenQ XL2740
  • 検証するなかでAdaptive-Sync対応ディスプレイでは、ディスプレイパネルの品質もさまざまでちらつきが発生するものもあったというジェンスン・ファンCEO。Adaptive-Syncの機能はベースとなるもので、よりよいゲーミング体験を得たければ、300以上の互換性および品質テストに合格しているG-SYNCディスプレイをとアピール

また、今後もディスプレイの評価とサポートリストの更新を続けるとしている。