NVIDIAは1月6日(米国時間)、CES 2019に先駆けて開催したプレスイベントでコンシューマ向けの新GPU「GeForce RTX 2060」を発表した。米国では1月15日の発売を予定し、価格は349ドル。

  • GeForce RTX 2060を紹介するNVIDIAのジェンスン・ファンCEO

  • 価格は349ドル

GeForce RTX 2060はメインストリーム向けのGPU。1,920基のCUDAコアを統合するほか、ほかのRTX 20シリーズと同様に機械学習用のTensor Coreとリアルタイムレイトレーシング用のRT Coreを統合する。TDPは160W。補助電源ピンは8ピン。

動作周波数はベースが1,365MHz、ブースト時が1,680MHz。6GBのGDDR6を搭載する。メモリインタフェースは192bitで、バンド幅は336GB/s。NVIDIAによると、リアルタイムレイトレーシングの処理性能は50RTX-OPSを実現するという。

プレゼンテーションでは、従来世代との比較も紹介。ゲームのパフォーマンスにおいて、GeForce GTX 1060比で1.4倍以上の性能向上で、GeForce GTX 1070 Tiに匹敵するとしている。

  • GeForce GTX 1060とのパフォーマンス比較。1.4倍から2倍近くの性能向上を実現

  • GeForce GTX 1070 Tiと同等のパフォーマンス

また、GeForce RTXシリーズに対するゲームバンドルキャンペーンも発表。GeForce RTX 2060/2070には「Anthem」もしくは「Battlefield V」のどちらかを、GeForce RTX 2080/2080 Tiには両方のタイトルをバンドルするという。