健康総合企業のタニタは11日、業務用体組成計にピンボールゲームの要素を組み合わせたコンセプトモデル「TANITA PINBALL」の開発を発表。現地時間2019年1月8日からラスベガスで開催されるCES(Consumer Electronics Show)2019へ出展する。

  • 「TANITA PINBALL」コンセプトモデルのイメージ

    「TANITA PINBALL」コンセプトモデルのイメージ

「TANITA PINBALL」は、簡単な操作で誰もが楽しめるピンボールのゲーム機能を体組成計に融合させるもので、ボールをはじくフリッパー操作ボタンが付いたグリップを搭載。体組成計測後にゲームスタート、一定の秒数や持ち玉数で得点を重ねる。デイリーランキング機能や体組成計測結果と連動する演出機能も備わる。

「TANITA PINBALL」ゲーム画面

「TANITA PINBALL」ゲーム画面

ゲームの楽しさをフローに取り入れることで課題の解決や目標の達成を目指す"ゲーミフィケーション(gamification)"を開発テーマに据える「TANITA PINBALL」は、自然と計測の習慣化を促せる。同社は、"はかる"ことが健康づくりの起点と考える一方、"はかる"ことが面倒になる、億劫になると感じる人が少なくないことに言及、健康づくりは楽しく続けられることが重要であることを述べている。

同社は1992年に乗るだけで体重と体脂肪を計測できる「体脂肪計」を開発、2003年にはさらに筋肉量や基礎代謝量を測れる「体組成計」を発売。2018年にはクラウドファンディングを活用し、PlayStation 4用ゲームソフト「電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機」(セガゲームス)対応コントローラー「ツインスティック」の商品化を行うなど、楽しさを追求するプロジェクトも展開している。