NEC、トレンドマイクロ、三井住友海上火災保険は11月7日、サイバー保険付帯の「仮想パッチによるサーバ脆弱性対策サービス」を共同開発し、12月10日よりNECから提供開始すると発表した。

同サービスは、NECのクラウド環境から提供するトレンドマイクロの総合サーバセキュリティ対策製品「Trend Micro Deep Security」を活用して、サーバの通信パケットを監視し、脆弱性を狙った攻撃を検知した場合、その通信をブロックする仮想パッチを提供することで、サイバー攻撃を未然に防ぐ。

トレンドマイクロが提供する仮想パッチは、同社が保有する最新の脅威情報と連携し、100種類を超えるOSやミドルウェアの脆弱性に対応しており、サーバ1台から適用可能。

サイバー保険は、サイバー攻撃による被害が発生した場合に、フォレンジック解析などの各種費用や賠償金を補償する。補償金額は、仮想パッチが適用された1サーバ1事故当たり、フォレンジック解析が300万円、賠償金は600万円まで。

同サービスの1サーバ当たりの年間利用価格は、「サーバ脆弱性対策サービス 仮想パッチ」が18万円、「同 仮想パッチ&アンチウィルス」が23万4000円(税別)。サービスには「Trend Micro Deep Security」の利用料も含まれる。