契約書電子化プラットフォーム「BtoBプラットフォーム 契約書」を提供するインフォマートと文書スキャニングのジェイ・アイ・エムが協業し、紙の契約書のスキャンサービス「ドキュメントScanサービス」の提供を開始した。

インフォマートは今年7月、企業間契約書の締結や管理、承認などをクラウドで管理する「BtoB プラットフォーム 契約書」の提供を開始している。契約書電子化の流れに対応するため開発された同社のサービスは契約書発行、締結、押印、保管と煩雑になる契約書に関わる工程やデータ保管まで一元的に取り扱える。

今回、インフォマートは文書管理・スキャニングサービスにおいて50年の実績を誇るジェイ・アイ・エムと協業し、「ドキュメントScanサービス」を開始した。

年間一千万枚の文書をスキャンしてきた文書管理のジェイ・アイ・エムが契約書を効率的にスキャンしてデータ化。データを「BtoBプラットフォーム 契約書」に取り込むことで過去の紙データも合わせて社内の全契約関連書類を一元管理できるようになる。

同サービスは、9月に行われた「契約書間の関連付け機能」、「一括アップロード」、「アラート機能の詳細化」、「取引先とのメッセージ交換機能」などの大幅バージョンアップに続き、今回、「ドキュメントScanサービス」を追加してさらなる機能強化と利便性の向上を図る。同社の調査では一般的な企業は、2,000~2,500件にも及ぶという膨大な数の紙の契約書を保管しており、これら契約書をいかに電子化するかという課題の解決が求められている。