パナソニックは10月2日、集中力を高めるウェアラブル端末「WEAR SPACE」のアジャイル開発を行うプロジェクト「WEAR SPACE project」を立ち上げることを発表した。

同プロジェクトは、パナソニックの家電デザイン部門で先行開発を担当する、FUTURE LIFE FACTORY(FLF)と、Shiftallによる合同プロジェクト。今回、同社が企画・デザインしたプロダクトの開発プロジェクトとしては初めて、クラウドファンディングを「GREEN FUNDING」で開始する。

「WEAR SPACE」は、FLFが企画・デザインした新コンセプトのウェアラブル端末で、ノイズキャンセリング機能を搭載したヘッドホンと視界を調整できるパーティションで構成している。周囲の雑音を低減し、不要な視覚情報を排除することで、オープンな空間にいながらも、瞬時に周囲との境界を作り出し、心理的なパーソナル空間を生み出すという。

  • 「WEAR SPACE」

昨今、働き方改革への関心が高まり、 オフィスのフリーアドレス化やオープンなレイアウトへの変更、 サテライトオフィスの活用といった働く環境の多様化が進んでいるが、「WEAR SPACE」はオープンな環境において集中力を高めることに役立つことが考えられる。

「WEAR SPACE」クラウドファンディングの期間は2018年10月2日~12月11日で、「WEAR SPACE」の価格は2万8000円から(税込)、目標金額は1500万円となっている。