多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『アンテナに表示されるアルファベットの意味は?』という質問に答えます。

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アンテナとは、ステータスバーに表示される三角形のアンテナマークのことでしょうか? 4本の棒でモバイル回線の電波強度がわかるので、データ通信の安定性やつながりやすさを確認するとき役立ちます。そこにアルファベットが表示されたりされなかたったり、場所によって文字が変わったり……気になるかもしれません。

アンテナマーク付近に表示されるアルファベットは、現在接続している回線/通信規格を意味します。4本の棒で電波強度を表示しても、それが4G(LTE)回線なのか3G回線なのかわかりませんが、アルファベットを添えることでどの回線に接続しているかがわかります。なお、4本の棒とアルファベットをまとめて「アンテナピクト」と呼びます。

表示されるアルファベットですが、利用しているSIMカード(通信キャリア)によって異なります。NTTドコモの場合、「3G」は3G回線、「H」はHSPA(FOMAハイスピード/3.5G)、「4G」はLTEまたはLTE-Advancedに接続しているとわかります。「×」のときは、モバイルデータ通信が禁止されている状態です。

なお、端末によってはLTE回線でも「4G+」と表示されることがあるほか、SIMフリー端末ではLTE-Advancedに接続しているとき「4G+」または「LTE+」、通常のLTEのとき「4G」または「LTE」と、表示を使いわけていることもあります。

接続するモバイル回線は手動で選択できないため、アンテナピクトの表示も自由に変えることはできませんが、接続している回線の種類が変われば表示も変わりますから、インターネットにつながらないな、ふだんより通信が速い/遅いな、と感じた場合はチェックしてみましょう。

  • アンテナピクトを見れば、現在接続している回線の種類がわかります