CANDY HOUSE JAPANは8月28日、クラウドファンディングサイト「Makuake」にて、スマートロック「SESAME mini」の先行予約販売を開始した。本体価格は9,800円(税込)だが、2018年8月28日現在は早期割引価格の8,800円(税込)で販売している。クラウドファンディング初日の8月28日15時の時点で、目標金額の234%となる2,344,600円を集めている。
スマートロックとは、実際の鍵がなくても、スマートフォンなどから自宅の鍵を開閉できる製品のことだ。SESAME miniは、米国のクラウドファンディングサイト「Kickstarter」にて1.4億円の資金を集めたスマートロック「SESAME」を日本仕様にアレンジしたもの。
SESAME miniは既存の鍵の上にかぶせるようにして設置するスマートロックのため、工事は不要。ドアへの取り付けには、付属の両面テープを使う。
鍵のサムターン(内側から鍵をかけるときにひねる部分のこと)を覆うように取り付け、専用のスマホアプリで解錠操作を行うと、上から被さったSESAME miniがサムターンをひねって鍵を開ける仕組みだ。取り付け可能な鍵は、サムターン式やプッシュプル式(上下にサムターンが付いているタイプ)など。
SESAME miniはBluetoothを介してスマホとつながり、専用アプリを通じて鍵を解錠する。ユーザーは専用アプリを使用して、家族や友人と時間や日時を限定して鍵をシェアしたり、シェアした鍵を削除したりできる。鍵の開け閉めの履歴はアプリで確認可能だ。
このほか、ユーザーが玄関に近づくだけで解錠できる「手ぶら解錠」や、スマホの画面をコンコンと叩くと鍵が開く「ノック解除」機能を備えた。
手ぶら解錠、およびノック解除は、スマホが自宅から一定範囲(約半径250m内)を出ると、SESAME miniがユーザーの外出を認識。再度、スマホが自宅付近(約半径250m)に近づくと、ユーザーの帰宅を認識する。その後、ユーザーがSESAME miniのBluetooth範囲(約10m)内に入るとスマホとBluetoothでつながり、自宅の鍵が自動で開く仕組みだ(ノック解錠の場合はスマホの画面を3回ノックする)。
Apple Watchによる解錠もサポートした。このほか、音声アシスタント「Google Assistant」や「Amazon Alexa」に対応。IFTT設定をすることで、音声でドアの施錠や解錠ができる。本体サイズはW57×H92.7×D54.5mm、重さは107g。アプリの対応OSはiOS 9.0以降、Android 4.3以降。電源として、パナソニックのリチウム電池「CR123A 3V」を使用。電池寿命は510日で、交換時期はアプリで知らせてくれる。
なお、Wi-Fiアクセスポイントが付属するパッケージも同時に販売。Wi-Fiアクセスポイントを自宅に設置することで、外出先からもアプリで鍵を開けたり閉めたりできる。こちらの価格は14,800円(税込)だ。