マクニカネットワークスは8月7日、日本ヒューレット・パッカード(HPE)と協業し、米FogHorn Systemsのフォグコンピューティングソリューション「FogHorn Lightning」を使用してIoT利用をトライアルできる「FogHornスタート支援パッケージ」を提供開始した。

  • FogHornスタート支援パッケージの構成

    FogHornスタート支援パッケージの構成

新製品は、FogHorn Lightningのソフトウェア3カ月分、HPEの「HPE Edgeline GL20 IoT ゲートウェイ」が1台、マクニカネットワークス SI サポート(インストール作業・ロジック構築・可視化・InfluxDBへのデータ保管など)が含まれる。

FogHorn Lightningの主な特徴として、既存の産業システムを変更することなく利用を可能としており、センサや製造設備などが生成する大量のデータをリアルタイムに取得できる。

また、取得したデータを即座にクレンジング、ストリームデータ解析(ゼロプログラミング)を実行し、データクレンジング後のデータを可視化・機械学習などに活用することができるという。

さらに、外部のデータベースやクラウドサービスに出力できるほか、一連のデータ取得から解析・活用・出力までをリアルタイムに実現することを可能としている。

産業システムが生成する大量のデータをリアルタイムに取得・成形できるソフトウェアであるFogHorn Lightningの導入を支援し、現行のオペレーションに影響を与えず、容易にFogHorn Lightningをトライアルできるという。

加えて、日々生成する大量のデータをオペレーション改善やAI実装に利用したいが、どこから初めてよいか分からないといった課題に対し、歩留まり向上率、スクラップコストの削減、オペレーション時間の短縮といった効果の実測を可能としている。