ニコンは、創立101周年の日となる7月25日、噂されていたフルサイズミラーレスの開発を進めていることを正式に表明しました。新しいレンズマウントを採用することや、マウントアダプターを介して一眼レフ用のFマウントレンズが使えることも明らかにされました。
具体的な製品名や仕様、発売日、価格などは明らかにされていません。しかし、ニコンはファンイベント「ニコンファンミーティング2018」を9月1日(東京会場)から開催することを同時に発表しており、9月1日より前にお披露目されることが確実といえそうです。
今回発表された情報はきわめて限られていますが、新しいレンズマウントを採用することが明らかにされたのは初めてです。特設サイトで公開された動画では、かなり大きな口径のマウントを採用することをイメージするグラフィックが登場しており、中判などより大きなセンサーへの対応も見込んでいる可能性があります。
マウントアダプターを介して一眼レフ用のFマウントレンズが使えることも、従来のニコンユーザーにとっては大きなメリットといえます。フルサイズミラーレスの正式発表時、新マウントに対応した交換レンズは本数がそろわない可能性が高く、既存のレンズを使って撮影できるのは頼もしいといえます。
もう1つ注目すべきなのが、ファンイベント「ニコンファンミーティング2018」の開催が発表されたこと。2017年8月末に開催したニコンファンミーティング2017では、直前に発表されたフルサイズデジタル一眼レフ「D850」が展示されたことを考えると、今年のニコンファンミーティングでも新しいフルサイズミラーレスが目玉になる可能性が高そうです。
ニコンファンミーティング2018は、9月1~2日が東京、9月15~16日が大阪、9月22~23日が名古屋、10月6日が札幌、10月28日が広島、11月4日が福岡、11月10日が仙台で開かれます。