Microsoftは7月12日(米国時間)、SQL Server 2008 および Windows Server 2008 のサポート終了に関する新たなオプションを発表した。
SQL Server 2008 および 2008 R2 の延長サポートは、2019年7月9日に、Windows Server 2008 および 2008 R2 の延長サポートは、2020年1月14日に終了する。サポート終了に伴い、定期的なセキュリティ更新プログラムの提供も終了する。
同社は、上記の製品のサポート終了は、顧客のIT資産をクラウドに移行する絶好のタイミングとして、AzureでSQL Serverおよび Windows Server 2008/2008 R2 用の延長セキュリティ更新プログラムを無償で提供する。
これにより、ワークロードは、サポート終了からさらに 3 年間にわたって保護されることになる。これらのワークロードをAzureでリホストするために、アプリケーションのコードを変更する必要はないため、将来に向けた計画に時間を十分にかけたうえで、SQL Server 2017やWindows Server 2016 などの新たなバージョンへのアップグレードや、Azureで提供されるリッチなプラットフォームやデータ サービスの活用を実施できるとしている。
また、アプリケーションのコード変更を行うことなく、ほぼダウンタイムなしで SQL Server 2008/2008 R2 のデプロイメントを Azure SQL Database Managed Instance に移行することも可能。Azure SQL Database Managed Instance の一般提供開始は、今年の第4四半期初めの予定となっている。