ユニアデックスは7月10日、総合金物メーカーであるシブタニが提供するスライドラッチ(トイレのスライド式カギ)「SWITCHSTRIKE AIR(スイッチストライクエアー)」に対応したトイレ施設対象の施設保全IoTサービス「AirFacility Aqua for SWITCHSTRIKE AIR」を提供開始した。

  • 概要とサービスの提供イメージ

    概要とサービスの提供イメージ

SWITCHSTRIKE AIRは電池・配線レスセンサを内蔵し、個室トイレの施錠・解錠情報を無線送信できる。新サービスの利用により、ビルメンテナンス事業者や設備工事関連事業者は施設のデジタル化を早期に実現し、人手不足が深刻化する中で利用頻度に応じた最適な施設保全を施設保有者に提供を可能としている。

同サービスは「AirFacility Aqua」「SWITCHSTRIKE AIR通信ソフトウェア」「ゲートウェイ設置ツール」で構成。

SWITCHSTRIKE AIR通信ソフトウェアをゲートウェイ機器に導入することで、SWITCHSTRIKE AIRとAirFacility Aquaの接続を実現する。

ゲートウェイ設置ツールにはゲートウェイ機器の受信電波強度を確認する機能および、ゲートウェイ内部のセンサ情報を設定する機能を含むという。そのため、ビルメンテナンス事業者や設備工事関連事業者が同ツールを利用することで、施設保有者に対して同サービスを容易に提供可能になるとしている。また、施設保有者は電池交換などの運用負荷が低く、施設利便性向上に向けて同サービスを利用できる。

AirFacility Aquaは、従来の電池式センサに加え、電池・配線レスのSWITCHSTRIKE AIRに対応したことで、多様な施設保有者のニーズや施設内の構成に最適な提案が可能になったとしている。

今後、ユニアデックスは販売パートナーとして施設向け電設資材の販売を手がける福西電機と協業し、ビルメンテナンス事業者や設備工事関連事業者向けに同サービスを提供していくという。

さらに、販売パートナー拡大とともに、AirFacility Aqua対応のデバイスを拡充し、トイレ施設を対象に施設保全のIoT化に幅広く対応していくとしている。