「今日は掃除しないと……」「あっ、洗濯物もたまってる」「風呂掃除もやらなきゃなあ……」。最近1人暮らしを始めた筆者、家事についてあれこれ考えるときほど憂鬱な時間はありません。
でも、ツインバード工業のコードレススティック型クリーナー「TC-E261S」を使えば、家事における悩みのひとつ「今日は掃除しないと……」がなくなるかもしれません。筆者が1カ月間使ってみた感想をお届けします。
TC-E261Sは、紙パック式のスティック型コードレスクリーナー。ツインバード工業によると、室内に当たり前のように置いてあり、男性も女性も、大人も子どもも、床に髪の毛やホコリが落ちているのを見かけたら自然とTC-E261Sに手が伸びる、そんな製品を目指したそう。一軒家におけるリビング専用のサブ機、もしくは1人暮らしではメイン機として使うのがいいでしょう。
筆者の家は6畳の1ルームなのですが、TC-E261Sをクローゼットにはしまわず、机の横や窓際に立てかけ、常に見える位置に置いていました。デザインがシンプルでオシャレなので、見るたびに「かっこいいな~」という気持ちが自然とわいてきます。ただし、メカっぽいとまではいきませんが、シルバーと黒のデザインで、筆者の部屋にはマッチしましたが、パステルカラーを基調とした女性らしい部屋では存在感があるかもしれませんね。
筆者がなによりも便利だと思ったのは充電方法。充電ケーブルの先端に付属するマグネットアダプターを、TC-E261Sの取っ手部分にパチッと貼り付けるだけで充電できます。先端のマグネットアダプターは普段、冷蔵庫や机の脚などにくっつけておけます。これのなにがいいかって、クリーナーの充電器を置くスペースが不要なところ。
ほら、コードレスクリーナーってどうしても、充電台が必要じゃないですか? 充電台がクリーナー本体の置き場を兼ねているものだと、充電台をどこかに固定して設置しないといけない。バッテリーだけを取りはずせるタイプのクリーナーもありますが、じゃあバッテリーの充電台は普段どこに保管するのだ!! という話になります。クローゼットの中にしまっておき、バッテリーを充電するたびにクローゼットを開けてごそごそと取り出すのは面倒です。
筆者のように、狭い部屋に1人で暮らしている人たちからしたら、充電台を置いたり保管したりするスペースなんてなるたけ取りたくないんです。そもそも設置するのがめんどくさい! だから充電台がない、は正義。
それとコードレスクリーナーって、リビングや寝室のどこか1カ所に置き場を固定するのではなく、掃除を終えたらどこでもいいから、空いているスペースに「とりあえず」置いておくのがいいと思うんですよ。ゴミが目につくたびにサッと気軽に掃除できるように。
充電台があると、掃除し終わったらバッテリーのあるなしに関わらず、充電台にクリーナーを戻すことになります。そうすると、「よし、掃除するぞ」という覚悟を持って充電台からクリーナーを取り出すことになって、気軽に掃除する感じではなくなるのでは……という不安をコードレスクリーナーに対して抱いていました。
TC-E261Sは充電台が必要ないので、掃除が終わっても充電台に戻す作業が必要ありません。気になるところを掃除したら、そこらの壁際に立てかけておけばいいんです。本体持ち手に滑り止め加工が施されており、壁に立てかけると安定するのもウレシイですね。TC-E261Sを使っている間、「掃除するぞ」と気構えて掃除することはありませんでした。
充電ケーブルはコンセントにとりあえず挿しておき、先端のマグネットアダプターは机の脚や冷蔵庫の側面に付け、じゃまにならないようにしておきます。TC-E261Sのバッテリーがなくなりそうなときだけ、パチッとマグネットアダプターを装着して充電します。
吸引力も申し分なし。日常生活で床に落ちたホコリや髪の毛を吸う分には十分です。紙パック式なので、ゴミがたまってくるとなんとなく吸引力が落ちた感じがしますが、これは紙パック式の宿命。パッケージには紙パックが12枚付いてくるので、吸引力が落ちてきたな、と思ったらすぐに交換するべし。このときだけは「よし、紙パック交換するぞ」と強く決心するのがオススメです。
TC-E261Sのヘッドの底部には、360度動くボール型のキャスターが付いており、ヘッドがぬるぬる動きます。机やイスの脚周りや、ベッドの下といった角度を要する狭い場所も、スイスイと気持ちよく掃除できました。重量は1.5kgですが、ヘッドがスルスル動くので、使っているとそれ以上に軽く感じます。
使用可能時間は通常モードで30分、強モードで7分間。パッケージには専用の紙パックが12枚付属します。あくまで参考ですが、ヨドバシ.comでの販売価格は35,730円(税別)でした。ちょっと高く見えるけど、1人暮らしの人に強くオススメします!!