TISインテックグループの高志インテックは6月18日、食品等事業者向けに食品の安全性を確保しようする衛生管理の手法である「HACCP」導入運用支援サービス「HACCPヘルパー」を開発し、サービスを提供開始することを発表した。

同サービスは、厚生労働省が取りまとめた「HACCPによる衛生管理の基準」の基準Aおよび基準Bの事業者のうち、主に「HACCPの考え方に基づく衛生管理を要件とする」基準Bの事業者に対し、衛生管理計画を入力することにより衛生管理計画表と記録表をスマートフォンなどで作成・記録・保存できるというもの。特に一般飲食店事業者向けに、厚生労働省や日本食品衛生協会のホームページで公開されている手引書/様式等に準拠した形で運用することができるという。

  • 「HACCPヘルパー」の主な特徴

    「HACCPヘルパー」の主な特徴

  • 「HACCPヘルパー」を使った記録の流れ

    「HACCPヘルパー」を使った記録の流れ

食中毒予防に関する作業をタブレットやスマートフォンで見える化することで、記入用紙、筆記具などが不要になるほか、紙やインクなどの異物混入の回避、過去記録の保管スペースが不要になるなど、衛生面、管理面のメリットも生まれるとしている。

価格は3300円/月で、年契約では3万6000円/年。別途、新規契約手数料2万円必要だ。