エプソン販売の佐伯直幸社長(左)と、今回のイベントを手がけたチームラボの猪子寿之氏(右)

エプソン販売は、商業施設「お台場パレットタウン」(東京都江東区)に6月21日から開業する「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM:EPSON teamLab Borderless」(以下、デジタルアートミュージアム)にプロジェクションパートナーとして協賛すると発表した。館内に470台のエプソン製プロジェクターを配置し、さまざまなアートやアトラクションを演出する。

デジタルアートミュージアムは、天井に配置したプロジェクターで床や壁に美しいグラフィックスを投影することで、さまざまな映像体験ができるデジタル技術を駆使した新趣向の施設だ。

  • プロジェクターでさまざまなグラフィックスが壁や床に投影された館内の様子。鏡が随所に設置され、不思議な奥行き感を演出している

ミュージアムと名が付いているものの、体を使って楽しめる体験型のコーナーが充実しているのがポイント。紙に描いた魚や動物などのイラストを壁に投影したり、人の動きや物の位置に応じてグラフィックスに変化を付けたりして楽しめる。美しい光の中で楽しめるボルダリングやエアリアルクライミングなどのアトラクションも用意する。

  • 「お絵かき水族館」と名付けられたコーナー。クレヨンで紙に描いた魚をスキャナーでスキャンすると、水の中を生きているように泳ぐ

  • 「つながるブロックのまち」。地面に置かれた家やビルなどの置物を動かすと、それに合わせて道路や線路などの位置が変わるのが面白い

  • さまざまなフルーツが浮かんでいる滑り台。一番大きなスイカをめがけて滑ると…

  • パーンとスイカが割れるグラフィックスが表示される。人の動きとCGが見事に連携している

  • 光のボルダリングコーナー。特定の色のホールドのみを伝って進んでいく仕組み

  • こちらは揺れる板を伝っていくエアリアルクライミング

デジタルアートミュージアムでは、4K画質の投影ができるレーザー光源プロジェクター「EB-L1100U」(実売価格は税込1,188,000円)と、1mの距離から134インチもの大画面を投影できる超短焦点ゼロオフセットレンズ「ELPLX01」(実売価格は税込758,000円)を組み合わせた機材を中心に用いられている。

  • 天井に設置されたセイコーエプソン製の4K対応プロジェクター(右)。左の2つは、人間の位置を検知する赤外線センサーとみられる機器だ

  • 赤外線センサーとみられる機器。天井のいたるところに設置されていた

デジタルアートミュージアムの入場料は、大人が税込3,200円(7月31日までのオープン記念チケットは税込2,400円)、子ども(中学生以下)が税込1,000円。

  • 入口はお台場パレットタウンの大観覧車の脇にある