さて、ARKitには、顔追跡の向上が含まれている。自分や目の前の人の顔に装飾を施したり、マスクを付けたりするといった活用法は、Facebook MessengerやInstagramの新機能として注目されている。ARKitとiPhone Xに搭載されるTrueDepthカメラを活用すると、より正確で高度な顔の認識と動きの再現ができるようになる。

TureDepthカメラを用いたアニメーション機能「アニ文字」にはキャラクターとなる絵文字が増えているが、iOS 12ではおばけ、コアラ、トラ、恐竜の4つが追加された。「舌」の認識機能が追加され、iPhone Xの前で舌を出したり動かすと、画面の中の絵文字の舌も同期するようになった。

  • コミュニケーションに活用するARとして紹介されたiMessageのアニ文字は、iOS 12でさらに4つの絵文字が増え、舌の認識をサポートする

さらに、iOS 12で追加されるのが「Memoji」だ。「Me」+「Emoji」、つまり自分の絵文字を作ってアニメーションさせることができるようになる機能だ。

AppleのMemojiは、Samsung GALAXY S9に搭載された「AR Emoji」と似ているが、似顔絵文字の不自然さは少なく、豊富な編集機能が搭載される模様である。まだデモの段階であっても、より自分に似ている絵文字を作れるようだ。Animojiと同様に、iMessageの中で、自分の絵文字を自分の声で喋らせたり、変顔を送れるようになる。

  • 自分の似顔絵の絵文字を作ってアニメーション化できるMemoji。強力な編集機能で、自分にぴったりの絵文字が作成できる

残念ながら、アニ文字同様、MemojiもiMessageの中に閉じた機能であり、作成したMemojiを直接TwitterやFacebookに送信することはできない(アニ文字では、一度友人に送った画像や動画を保存することで、他のサービスに送信できるようになるが)。