Googleは5月24日、同社の支払いサービス「Google Pay」に、SuicaとWAONを追加したと発表した。これまで提携していた支払いサービスは、「楽天Edy」と「nanaco」の2つだったが、支払いサービスとして新たにSuicaとWAONを利用できるようになる。

  • 新たにSuicaが対応

Google Payは、Googleアカウントと紐付けられた支払いサービス。専用のGppgle PayアプリでGoogleアカウントにサインインすることで利用できる。アプリでは、提携する電子マネ-やポイントカードの管理、電子マネーのチャージ、残高や支払履歴の確認などが行える。2018年1月に、Android PayやGoogle Walletなど、同社の支払いサービスを統合した形で開始した。

当初連携していた電子マネーは「楽天Edy」と「nanaco」の2種類だったが、今回、新たにSuicaとWAONが追加された。Suicaは全国4,900駅以上、48万の店舗で利用可能。モバイルSuicaを使っていれば鉄道関連のチケットの表示や、乗降車履歴の確認なども行える。WAONでは対応店舗で買い物をしたり、WAONポイントの管理が行える。

また、Googleアカウントに登録されたクレジットカード情報によるオンライン決済にも、一部サービスで対応した。対応サービスは、SPACEMARKET、バニラエア、美食日本、全国タクシー、minne。これらのサービスでは、支払い方法でGoogle Payを選択でき、支払い時にクレジットカード情報を入力する手間を省いて、タップ操作で支払いを完了させることができる。

Google Payでは、今後JCB、Kyash、JACCSから発行されたクレジットカードやデビットカード、プリペイドカードへの対応も予定するという。同社は日本ユーザーの利便性を高めるため、日本の提携パートナーとサービス向上に務めるとした。利用には、おサイフケータイ対応機種が必要。アプリの対応バージョンは、Android 5.0以降。