Tecmint.comは5月18日(米国時間)、「Useful Linux Command Line Bash Shortcuts You Should Know」において、Bashシェルで利用できるショートカットキーを紹介した。Bashにはいくつものショートカットキーが用意されており、これらを使いこなすことで処理を高速化できる。

紹介されている主なショートカットキーおよび!コマンドは次のとおり。

ショートカットキー 意味
1つ前に入力したコマンドを表示
Ctrl-L スクリーンのクリア
Ctrl-S スクリーンへの出力を一時停止(↔Ctrl-Q)
Ctrl-Q スクリーンへの出力を再開(↔Ctrl-S)
Ctrl-A カーソルを行頭へ移動
Ctrl-E カーソルを行末へ移動
Ctrl-B カーソルを1文字前へ移動
Ctrl-F カーソルを1文字後へ移動
Ctrl-← カーソルを1単語前へ移動
Ctrl-→ カーロスを1単語後へ移動
Ctrl-R コマンド履歴後方検索(↔Ctrl-S、Ctrl-G)
Ctrl-S コマンド履歴前方検索(↔Ctrl-R、Ctrl-G)
Ctrl-G コマンド履歴終了
Ctrl-D カーソル下の文字を削除
Ctrl-K カーソルから行末までを削除
Ctrl-X カーソルから行頭までを削除
Ctrl-Z フォアグラウンドプロセスを一時停止
Ctrl-C フォアグラウンドプロセスを終了
!コマンド 意味
!! ひとつ前に入力したコマンドを実行
!top もっとも最近入力したtopからはじまるコマンドを実行
!top:p もっとも最近入力したtopからはじまるコマンドを表示
!$ ひとつ前に入力したコマンドの最後の単語を実行
!$:p ひとつ前に入力したコマンドの最後の単語を表示
  • Bash !コマンド実行例

    Bash !コマンド実行例

カーソルの移動や一括削除、コマンド履歴検索が行えるショートカットは、そのまま作業効率の向上につながることが多い。なお、利用しているBashで必ずしも同じショートカットキーが利用できるとは限らない。

Bashはショートカットを設定で変更することが可能で、ディストリビューションやオペレーティングシステムによっては、掲載されているショートカットキーに別の機能が割り当てられていることもあるので、確認されたい。