• クルマの運転席や助手席だけでなく、クルマの前方や左右、さらには後方までをワイドに捕らえたこの写真、実は「全方位ドライブレコーダー」で撮影されたものなんです。まさに死角なし!

ドライブレコーダーをクルマに装着すれば、前方で起こったできごとを手間なく記録できます。しかし、左右からの幅寄せや真横からの衝突、後方からの追突、自転車の巻き込み、後方からのあおり運転など、前方以外で発生したトラブルは映像に残せません。真横や後方の様子を捕らえるには、複数のドライブレコーダーを設置する必要がありますが、電源の確保や配線が面倒になります。

そこで注目されているのが、全方位を撮影できる特殊なドライブレコーダーです。前方はもちろんのこと、左右や後方、車内のドライバーの様子など、周囲の状況を1台ですべて撮影できます。全方位を撮影できるドライブレコーダーは数種類の製品が発売されていますが、今回はカーメイトの「d'Action 360」(ダクション360)を試してみました。通常のドライブレコーダーと比べ、どのような違いやメリットがあるのでしょうか?

  • カーメイトの「d'Action 360」(ダクション360)は、一度に全方向を撮影できる高性能のドライブレコーダー。実売価格は税込49,800円と、ドライブレコーダーとしてはかなり高価だ

  • 本体はW42×D62×H64mmでそれほど大きくはない。オプションのバッテリーを装着すれば、単体で全方位デジタルカメラとして使えるのがユニーク