MediaPad M5は、8.4型ディスプレイ搭載のAndroidタブレットです。ディスプレイサイズこそ異なりますが、基本的な仕様はMediaPad M5 Proにかなり近くなっています。

  • MediaPad M5。こちらは1,600×2,560ドット表示対応の8.4型IPS液晶を搭載。MediaPad M5 Pro以上に高精細な印象で、表示品質も優れる

320gで片手持ちもOK。デザインはシンプル

ディスプレイは8.4型ですが、表示解像度は1,600×2,560ドット表示に対応と、MediaPad M5 Proと同じです。サイズがコンパクトなぶん、こちらの方がさらに表示画像が高精細に感じます。

そして、ディスプレイの左右側面部分のベゼル幅がMediaPad M5 Pro以上に極端に狭められています。これによって、サイズは124.8×212.6×7.3mmと、8型クラスのタブレットとして非常にコンパクトと言えます。重量も約320gと十分に軽いですので、片手で余裕で持って扱えるという印象です。

ボディデザインはMediaPad M5 Proと同等で、オーソドックスなタブレットという印象です。ただ、背面のカラーはMediaPad M5 Pro同様のシルバーですが、ディスプレイ面のベゼルはブラックとなっていますので、MediaPad M5 Proよりも重厚なイメージです。

  • MediaPad M5(左)とMediaPad M5 Pro(右)の比較。ディスプレイベゼルのカラーが異なることもあって、MediaPad M5 Proのほうがややポップな印象だ

  • 背面のメインカメラは1,300万画素、ディスプレイ面のインカメラは800万画素と、MediaPad M5 Proと同じ仕様だ

外出時に活躍しそうなLTE対応モデルも用意

また、こちらも優れたサウンド機能を搭載します。スピーカーは2スピーカーシステムにはなりますが、MediaPad M5 Pro同様にHARMAN社がチューニングしたスピーカーシステムを搭載しています。さすがに音の厚さはMediaPad M5 Proに負けますが、それでもタブレットのスピーカーとしては十分なクオリティが保たれていますので、こちらも単体で迫力のサウンドを楽しめると言えます。

そして、MediaPad M5では、IEEE802.11ac準拠無線LAN対応のWi-Fiモデルに加えて、LTE通信対応モデルも用意されます。これなら、外出時の利用にも問題なく対応できるでしょう。

ただし、MediaPad M5ではペン入力には対応しません。ペンに対応しない点は少々残念ですが、製品のターゲットや価格帯が異なるので、この対応はしかたのない部分でしょう。

  • 下部側面

  • 左側面

  • 上部側面

  • 右側面

  • 背面。デザインはMediaPad M5 Pro同様にシンプルだ

  • ディスプレイ下部に指紋認証センサーを搭載