ソニーが設置性を高めた4K有機ELテレビや画質の向上を図った4K液晶テレビなど、2018年モデルの「BRAVIA(ブラビア)」シリーズを発表しました。今回の新モデルは発売後のアップデートによって、Googleアシスタント対応になります。
昨年(2017年)に初めて、大型の4K有機ELパネルを搭載するブラビア「A1」シリーズを発表したソニー。画質・音質にフォーカスしながら、様々なコンテンツへアクセスの窓を広げるインターネット接続や、Android TVの機能も好評を得てきました。
一方で、卓上カレンダーのように背面スタンドを開いて、ディスプレイを少し斜めに傾けて設置すA1シリーズのスタイルは、ややなじみにくかったのでしょうか。今回、設置性を改善した新機種「A8F」シリーズが誕生する運びとなりました。ちなみにA8Fシリーズは、年初にラスベガスで開催されたCESで発表されたグローバルモデルの国内版です。
- KJ-65A8F(65V型)、6月9日発売、オープン価格(推定市場価格:55万円前後)
- KJ-55A8F(55V型)、6月9日発売、オープン価格(推定市場価格:35万円前後)
A8Fシリーズは、2017年発売のA1シリーズと同世代の有機ELパネルを搭載する4Kテレビです。HDR(High Dynamic Range)の高画質コンテンツ表示にも対応し、HDR10/HLGに対応。A8FとX9000Fは、ソフトウェアアップデートによってDolby Visionのサポートも検討されています。
極薄のテーブルトップスタンドを採用して、画面を地面に対して垂直に立てる設置スタイルになりました。テーブルトップスタンドによって生まれる接地面とのギャップはほとんどなく、峡額縁デザインを採用しているので、A1と同様に高精細な映像が宙に浮いているような視聴体験が味わえます。壁掛け設置も可能です。
A1シリーズにも搭載された独自の4K高画質プロセッサー「X1 Extreme」により、有機ELパネルの特徴である漆黒の黒と、宇宙の星屑のような点光源の瞬きを描き分ける高コントラスト、リアリティあふれる色彩表現を引き出します。
A1シリーズは「画面から音が鳴る」体験が評判を呼んでいるテレビです。A8Fシリーズも本体の背面、左右に2基ずつ、計4基の加振器=アクチュエーターを使って画面を振動させて音を出す「アコースティック サーフェス」を搭載しています。中央には2基のサブウーファーを乗せているので、厚みのある低音も再現できるのが特徴です。なお、A1シリーズはA8Fシリーズの発売後も併売されます。