パナソニックは3月22日、4K液晶テレビ「4K VIERA FX800」シリーズを発表した。65V型の「TH-65FX800」と55V型の「TH-55FX800」の2モデルを用意する。予想実売価格は、65V型のTH-65FX800が税別380,000円前後、55V型のTH-55FX800が税別280,000円前後。いずれも発売は4月20日。

  • パナソニックが発表した4K液晶テレビの新シリーズ「4K VIERA FX800」。65V型モデルと55V型モデルの2種類を用意する。サイドスピーカーを搭載した最上位シリーズ「EX850」に次ぐ高性能シリーズとなる

FX8000シリーズは、3,840×2,160ドットの倍速液晶パネルを備える4K液晶テレビ。パネルは視野角の広いIPSパネルを採用する。地上/BS/110度CSデジタルチューナーを3基内蔵し、別売のUSBハードディスクを接続すれば裏番組を2つまで同時録画できる。

本体は、額縁の幅をわずか約6mmに抑えたフレームレスデザインに仕上げつつ、パネルの最薄部をわずか約8mmほどに仕上げることで、横から見た際の美しさを重視した。

  • 狭額縁に仕上げたFX800シリーズ。映像が宙に浮いているような感覚を受けるデザインに仕上げたという

  • ガラスパネルの上に液晶パネルが載るようなデザインに仕上げられている。額縁の幅は約6mmと、かなりの狭額縁だ

  • 底辺のアルミ製フレームで引き締まった印象を与える

  • 側面から見たところ。上部の厚みはわずか8mmほどしかない

高画質機能を充実させたのも特徴。画像解析による高画質化技術「ヘキサクロマドライブ」を搭載し、映像本来の質感や色がより忠実に再現できるようにした。バックライトエリア制御とエリアコントラスト制御を組み合わせた「Wエリア制御」で、引き締まった黒とコントラスト感を両立している。

フルHDなど低解像度の映像を4K画質にアップコンバートした場合のノイズを抑え、シャープな映像にする「4Kファインリマスターエンジン」を搭載。HDRの方式は、HDR10とHLGの2方式に対応し、部屋の明るさに合わせて画質を自動調整する「明るさ連動HDR」にも対応する。

NetflixやひかりTV 4Kなどのネット動画の視聴に対応するほか、スマートフォンとの連携も可能。テレビをスマートフォンで操作する「TV Remote2」や、スマートフォンから録画した番組を視聴できる「Panasonic Media Access」などのアプリを用意する。付属のリモコンはマイクが内蔵されているので、音声入力による動画検索も可能。

TH-65FX800のインタフェースは、HDMI×4基、コンポーネント×2基、ビデオ×1基。有線LAN端子と3基のUSBポートも備える。スピーカーは10W+10Wのフルレンジスピーカー2基。本体サイズは、W1,453×D299×H898mm、重量は約42.5kg(スタンド含む)。

TH-55FX800の本体サイズはW1,234×D54×H717mm、重量は約32.5kg(スタンド含む)。その他の仕様や機能は、TH-65FX800とほぼ共通。

  • 接続端子類は4基のHDMIや3基のUSBなど、かなり充実している